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母音空間

2017.10.11(20:17) 164

母音は主に口腔の広さ、口の中での舌の位置唇の形で決まります。

例えば日本語の「う」は

口腔は狭目
舌の位置は奥
唇は円形にしない

という発音です。これらをまとめて「非円唇後舌狭母音」と言ったりします。

これを図示するとこうなります。

上に行くにつれて狭く
左に行くにつれて前に

なるように記述する図になります。

というだけのお話。

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無声化と脱落

2017.10.04(18:40) 163

【子音性と母音性】
任意の音素が子音っぽいか母音っぽいかというのは狭窄の量で判断します。

例えば
「あ」声帯から口を出るまで口の中で狭まっているところがほぼない→母音性が高い
「t」歯茎と舌で空気がまったく流れないレベルまで狭める→子音性が高い

で、「い」「う」です。

それぞれ母音の中では「狭母音」であって狭窄が強め。よって子音性の高い母音と言えます。

【無声化】
無声子音の行の「い」段と「う」段は母音が声にならないことが多いです。これを無声化と言います。

正確には「ほとんど有声音になってない」状態なので無声音が鳴っていたり、子音が母音の影響を受けて変化していたりします。

「い」段と「う」段は子音性が高いので無声化しやすいですが、実は「い」段と「う」段以外でも無声化はおきます。

「早口になった結果有声音が鳴るだけの長さの発音ができず結果的に無声音になる」

という場合。

UTAUではごくまれにみる表現「潰れたさ行」がこれにあたると思われます。

【脱落】
母音が弱くなった結果無声音すら鳴らず、子音が完全に連続する場合は脱落と言います。

完全に脱落するので周囲の子音が本来あったはずの母音に影響されて変化することもありません。

ということを先生に訊きました。


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機械学習で簡単に英語ライブラリを作れるサービス「LYREBIRD」使ってみた

2017.09.29(15:50) 162

珍しく「音声合成」の話題です。

今回は30個の英文を読むだけで英語話ライブラリを作って遊べるサービス「LYREBIRD」を試してみました。

今回私が作ったのがこちらになります。



この2つはいい感じに合成できた方の音声。逆にちょっとダメかなと思ったものは


こんな感じ。声は確かに学習系っぽい。

【遊び方】
1.アカウントを作ってログイン
 LYREBIRDのページに行って頑張ってください。Yahooメールはうまくいきませんでした。Gmailなら問題なかったです。

2.指示に従って英文を読む
 「Create your digital voice」というリンクを踏むとライブラリの作成開始です。うまいことマイクを設定して30文読みます。逆に30文でこれだけできるならすごいのでは。

3.30文終わったらまだ読むかもうライブラリ制作に入るか選ぶ
 クオリティーのためにもっと英文を読みたいか、もう英語無理ってなってライブラリ構築に移るか選びます。

 今回はもう無理ってなりました。

4.ライブラリ構築
 5分もかからずできた気がします。

5.いろいろ読ませて遊ぼう
 英文を入力すると音声を返してきます。これで完成。

【まとめ】
結構簡単にすぐちょっとした英語TTSライブラリを作れました。


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エッジ音素とは何か

2017.09.26(17:08) 161

UTAU音源でも最近よく見る「エッジ音素」 これはたぶんボイストレーニングでよく使われる「エッジボイス」からとってきた名前であると思われます。

で、エッジボイスについて調べようと思い「エッジボイス」で検索をするとボイトレのページしかヒットしないわけです。

自分でいろいろ調べた結果、音声学でいうところの「きしみ音」という発声が「エッジボイス」にあたるのではないかという結論に私は至りました。

が、「きしみ音」で検索すると今度はドアのきしむ音とかいうSEばかりがヒットして結局本当に「きしみ音」と「エッジボイス」が同じものなのかわかりかねていました。

というのを専門家(音韻論の先生ですが)に訊いてみたところ「エッジボイス」=「きしみ音」であっているとのことでした。

やったぜ。

で、「きしみ音」に関する情報は「きしみ音」で検索すると前述のとおり違うものがヒットするので英語で検索しましょう。「きしみ音」は

"creaky voice"

だそうです。確かにヒットしました。


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歌う僧侶「DelayLama」

2017.09.25(19:06) 160

ニコニコ動画の歴史にも多大に?影響を残した歌声合成「DelayLama」です。

声を聴いてみましょう。


やはりこれですね。

【特徴】
・妙にイケボ
・UIが妙に動く
・母音しか歌えない
・VST系歌声合成
・左にいるのが「ヒ・ダリ」真ん中が「メ・イン」右が「ハモ・リー」と呼ばれる

【使い方】
1.ダウンロード
 こちらのページからたどっていくとダウンロードがある。メールアドレスを入力するとメールが届いてそこからダウンロードする。ちょっとめんどい。

2.DAWで登録してVSTとして立ち上げる
 この辺は普通のVSTと同じ

3.打ち込み
 この辺も普通のVST音源と同じ

4.歌詞
 母音しか歌えないが少なくとも母音は歌えるのでまともに使ってもハモリにはなりえる(ただし主張が強い)

Lama01.png 

真ん中の国旗のようなところ、ここを操作することで母音とピッチをいじることができます。いろいろ触りながら感覚をつかんでください。

打ち込むときは
・母音→ピッチベンド
・ピッチ→MIDIノート&エクスプレッション
でオートメーションすることでコントロールできます。

ちょっと頭を使えば「や行」と「わ行」も作れます。

左のつまみはポルタメントの長さ、右のつまみはジェンダーです。真ん中下のスライダーはディレイです。

そこらへんを頑張っていじるとかなりかっこよく歌ってくれます。

【まとめ】
絶妙にイラっとするけどクオリティー高くてやっぱりちょっとイラっとする(褒めてる)。


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