久しぶりのVOCALOIDネタはJobPlugin「AutoCrossSynthesis」です。
【入手経路】
VOCALOID.comでアカウント作ってメルマガ取ったらもらえます。
【どういうプラグイン?】
ノートの高さに合わせてXSYの値を自動的に描いてくれるプラグイン
ノートが高くなるにつれ値大きくする(セカンダリ側に振る)か、その逆かが指定可能。
【活用例1 自動でクロスシンセシス】
ストレートな使い方。プライマリにノーマル系を指定して、セカンダリにパワー系を指定しておくと、音が高くなるにつれて張り上げる感じになります。楽。
プライマリにノーマル系を指定してセカンダリにソフト系を指定したうえで、上下反転させて適用すると逆に音が下がるにつれ弱くなります。
【活用例2 BRI自動調整に使う】
音の高さによってBRIをコントロールしたいときにも使えます。
AutoCrossSynthesis→TransferControlでXSYからBRIに移動→必要に応じてParameterShifterで動かす
楽。
【活用例3 ダイナミクス】
音の高さによってDYNをコントロールしたいときにも。音が高いときに音量を上げたい場合に使うのと、VY1Naturalのように音程による音量差が激しすぎるのを抑えるのにも使える。
やり方はBRIの時と大体一緒。
TransferControlではパラメーターの圧縮(変化量を60%に圧縮とかできる)可能なので適宜。
要するに「音程に準拠した変化」をつけたければ使える。楽。
【入手経路】
VOCALOID.comでアカウント作ってメルマガ取ったらもらえます。
【どういうプラグイン?】
ノートの高さに合わせてXSYの値を自動的に描いてくれるプラグイン
ノートが高くなるにつれ値大きくする(セカンダリ側に振る)か、その逆かが指定可能。
【活用例1 自動でクロスシンセシス】
ストレートな使い方。プライマリにノーマル系を指定して、セカンダリにパワー系を指定しておくと、音が高くなるにつれて張り上げる感じになります。楽。
プライマリにノーマル系を指定してセカンダリにソフト系を指定したうえで、上下反転させて適用すると逆に音が下がるにつれ弱くなります。
【活用例2 BRI自動調整に使う】
音の高さによってBRIをコントロールしたいときにも使えます。
AutoCrossSynthesis→TransferControlでXSYからBRIに移動→必要に応じてParameterShifterで動かす
楽。
【活用例3 ダイナミクス】
音の高さによってDYNをコントロールしたいときにも。音が高いときに音量を上げたい場合に使うのと、VY1Naturalのように音程による音量差が激しすぎるのを抑えるのにも使える。
やり方はBRIの時と大体一緒。
TransferControlではパラメーターの圧縮(変化量を60%に圧縮とかできる)可能なので適宜。
要するに「音程に準拠した変化」をつけたければ使える。楽。
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くろ州の合成音声備忘録
最近あまり高い音域や早口は見られなくなってきましたが、VOCALOIDと言えば人間には不可能なハイトーンと早口みたいな面がありました。
しかし、VOCALOIDには「推奨音域」があります。
高音域に外れると言葉として聞き取れないし耳に痛い、低音域に外れると著しく出音が鈍るのです。
ミクさんに低音域を発音してもらいましょう
まず何もせずに
かなり鈍りますね
【対策1 ブライトネスマシマシ】
音域を外れたところにブライトネスをかけてやれば
十分に鳴ってくれます
【対策2 ピッチベンド】
1.音域内までキーを上げる
2.上げたキーと同じだけPBSに適用(12キーあげたらPBSも12)
3.PITを-8191にする
すると
場合によって使い分けてみましょう。
くろ州の合成音声備忘録
女声ライブラリを男声にしたり男声ライブラリで女声を出したりして、さらにそれにキャラがついたものが「性転換亜種」デス。
作り方1 オケごとピッチシフト
作り方2 ボイスチェンジャーを使う
作り方3 打ち込みをオクターブ下げる&GEN変更(女声化なら64より小さく、逆なら64より大きく)
作り方4 PBS=12 PIT=8192(男声化なら-8192) GEN変更
くろ州の合成音声備忘録
VOCALOID調声中級
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[EDIT]
kokoneのいいところは安定したファルセットです。クロスシンセシスでファルセットできるようになったV4ライブラリもありますが、kokoneが最も自然にファルセットしてくれます。

しかし、いろんな都合上「ここではファルセットになってほしくない」というときは多いと思います。
また、ほかのVOCALOIDでも声質を変えずにキー変更したいことがあるかもしれません。
ぶっちゃけボイスチェンジャーのVSTエフェクトでピッチシフトするのが楽ですが気に入らない結果になることもあります。
そんなときの対処法。今回は①PITを少しでもいじっていること②PBSが一定である(曲中で変化しない)ことを前提とします。
1.調声は先に済ませておく(PITは基本いじらず母音分割でピッチカーブを描くと楽)
今回は全くPITをいじってない
!注意! PBSは常に一定にしておかないとあとで超絶困るのでPBSは一定で
2.ファルセットにしたくないところがファルセットじゃなくなるまでフレーズごと(もしくはパート全体)のノートを下げる
キーを3つ下げてます。
3.下げたキーをXとする(キーを3下げたら X=3)
4.PBSをXの分だけ上げる(プログラム的に描くと PBS = PBS + X)

今回は元がPBS=2 キーを3下げたので変更後はPBS=5
5.PITを遊楽団さんのParameterShifterで{8192*X/(変更前のPBS+X)}上げる
変更前のPBS=2 キー変更3なので 8192*3/5=4915.2上げます
こうすることでファルセット回避ができます。(kokoneはD4くらいからファルセットになる。ノート自体がD4以下になっていればファルセットにならない)
6.PITを必要に応じて修正
……です!!
ほんとはPITを{変更前のPBS/(変更前のPBS+X)}で圧縮すればPITでの調声もそのまま再現できるのでやりたいのですが、ちょっと面倒なんですよね(TranceferControlを使います)。
PITを全くいじってないなら作業はもっと簡単になります(PBS=X、PIT=8192にするだけ)。
実はうまいことキー変更できないことがあります。その場合はノートを置いてないところでPITをぐちゃぐちゃ描くとうまくいく可能性があります。
これ、応用すると性転換もできます。計算かなりめんどいのでJobPlugin作りましょうか。
くろ州の合成音声備忘録
VOCALOIDのDYNは「声の強さ」というよりも「声の大きさ」だと思います。
何が違うのかというと
・声の大きさが大きくなった時に力強い声になる → 「声が強くなる」
・声の大きさが大きくなった時に声質が変わらない→「声が大きくなる」
というイメージです。
多くのVSTiでは「音の強さ」をVELでコントロールします。
・VELの値が小さい→「弱い音が小さい音量で鳴る」
・VELの値が大きい→「強い音が大きい音量で鳴る」
と切り替えがあるので、これを知っている人はVOCALOIDのDYNもこんな感じになっているのではないか?と思うのです。
結論から言えば「そんなことはない」ようです。
あくまで音量のコントロールです。
「声の強さ」をコントロールする場合はGUMIや結月ゆかり・VY1・初音ミク・IAのように声の強さ別音源があるライブラリの使ってクロスシンセシスします。
そのような声の強さ別音源がないライブラリでどうしても「声の強さ」をコントロールしたい場合は、比較的強めの声質で録音されていることが多い「得意な音域」の上の方の音をトランスポーズして使う方法があります。
VOCALOIDの音域を広げるの記事で紹介した方法と同じ方法で、高めの音域で打ち込んで、目的の(本来の?)音程までシフトすると、わずかに強くなったりしないでもないかもしれない気がします。