CeVIOのIA英語音源を触ってみていますが、私がよく聞くのは「体験版がないので手を出しにくい」という意見。
というわけで、IA EC購入の手がかりになるような情報を出していきたいと思います。VOCALOID IAユーザー向けはあとで作りたい。今回はCeVIOユーザー向け。
【出音】
どれくらいのクオリティーで歌うのかというのはもちろん気になりますよね。というわけで、音声を作ってみました。
まずはIA ECでカバー曲
IA ECに英語で「からくりピエロ」歌ってもらった(1番だけ)
— くろ州=情報整備士 (@96s_kM4osM) 2018年10月22日
イラストはピアプロより「もにゃ」さんのものをhttps://t.co/LOtLi7J8QT pic.twitter.com/UeuuPx8gbC
聞いて判断してください。
で、次はこのカバーをボーカルのみ(調声済み)にしてみる。
IA EC調声済みエフェクトなし pic.twitter.com/FeN1TInGl9
— くろ州=情報整備士 (@96s_kM4osM) 2018年11月19日
で、調声前はこう。
IA ECベタ打ち状態。 pic.twitter.com/1IvBdqFVYN
— くろ州=情報整備士 (@96s_kM4osM) 2018年11月19日
【調声】
英語調声も作業自体は日本語とそんなに変わらない。
参考までに調声ファイルのスクショもどうぞ。私はTMGとPITしかほとんどいじらない人なのでこんな感じ。
個人的に普段日本語調声するときに比べたらTMGを描く量は結構増えるかも。
元々英語の曲だとあまりないけど、日本語曲を英語訳した曲では子音が多くて詰まった感じになりやすいので、子音を短くしたくなる。
その辺を回避するコツとしては「メロディーをアレンジしてしまう」こと。英語で歌ってみた動画を見てみるとわかると思うけど、結構リズムが変わっている。あれは西洋風のリズム感が加わっているというのもあるけど、音素が混雑してるところをアレンジして余裕を持たせるのにも便利。
日本語音源の調声とは違うなーと思うところは「母音接続」と「音素分割」と「音素省略」
日本語音源は母音が連続するとき「あい」をはっきり区切って発音するので「あぃ」と滑らかに(二重母音的に)歌わせたいときにTMGをいじる。これはCeVIOでは一般的なテクニックだけど、英語調声の場面ではあまり出てこない。二重母音は最初からあるし、英語は母音連続あまり好きじゃないから(a appleじゃなくてan appleにして母音の連続を防いでるよね)登場回数がほとんどない。
逆に、日本語ではないけど英語であるのが「音素分割」。「English」は[Eng][-lish]に分かれるとか。日本語で言うなら「えいご」を[e][i][go]とか[ei][go]に分けるような作業。歌詞入力の段階でこれがある。
あとは、音素の省略。「My Mind」を「Ma Main」みたいに発音する場面が多い。音素がいくつか抜け落ちている。これをやるとネイティブっぽくなったり「音素多いな! 口が忙しそうだ」っていう感じがなくなる。
結果、ちょっと手数は増える。
※個人の感想です。
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