画像で見ればわかりやすい。ど真ん中のつまみを回すだけでノイズが軽減されます。
わかりやすかろ?
GUIを見た瞬間に「ここをいじれ」といわんばかりの真ん中のつまみよ。
【概要】
できること:恒常性ノイズを消せる。
お値段:単品で7千円近く
【実験】
換気扇つけっぱの環境でコンデンサーマイクを使って録音した音声
↓
ERA Noise Removerのノブを回す
ど真ん中の「これ触るしかないやろ」っていうノブをひねるだけでとりあえず恒常ノイズが消えるエフェクター試した。 pic.twitter.com/YWG3UumdQw
— くろ州=情報整備士 (@96s_kM4osM) 2018年12月18日
消えた。
一応ゲートではないらしい。多少音質劣化がするのはまぁしょうがない。
お値段はほかの有料ソフトに比べたら安いが、めちゃくちゃ安いわけではない。
が、こいつはもう猿でも使えるわかりやすさ。回すだけだもの。
下のほうに「低域重視」「高域重視」みたいなちょっとした設定があったりするので、
初心者VTuberや歌い手がノイズ処理するのには手軽でよさそう。
そういう人はもうちょっと頑張ってRXの一番下買わないだろうし。
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くろ州の合成音声備忘録
Sinsyとか歌うボイスロイドとか、その他いろんな歌声合成を調声するときにVocalShifter使う人結構いると思うんですね。私もあれ好きでよく使ってます。
でも今回はこっち。「WavesTune」
これが0円でCeVIOっぽい音声を合成してくれる「Sinsy」というやつだ!
— くろ州=情報整備士 (@96s_kM4osM) December 15, 2018
ドナーソング(作業中仮MIX)
唄:f00005j ハモリ:香鈴 pic.twitter.com/EujJcjyMQx
Sinsyがいい声なのは知ってるけど結構良かろう?
この画面に映っているのがWavesTuneです。
【概要】
価格:3000円ちょっと
形態:DTM用エフェクト(VST/AU)
OS:Win/Mac両対応
【できること】
・ピッチを補正する
・歌声からMIDIを書き出す
・ピッチを手描きする
・ビブラートをつける
価格は3000円ちょっと。これっぽいソフトだとMelodyneが8千円~7万円、2~6万円なのでお安い方ですね。
ただ、これVST/AUなので基本DAW上で動かすものなんですよね。この説明で何言ってるかわからない人には使うのは難しいかも。
基本的にはピッチしかいじれません。タイミングは無理。多少できるかというとほんとに全く無理です。あと画面が小さい。
ただ、その分ピッチは綺麗に処理してくれます。VocalShifterに比べたときに劣化が少ない。CeVIOと同じ感じでピッチを手描きすることで調声できますよ。
私はこの劣化が少ないってだけのためにWaves Tune使います。
くろ州の合成音声備忘録
私はプログラムとか基本的にかけないのでライト技術勢(プログラミングはしない軽い技術を扱う人)をやっていますが、たまに触りたくなるんですよね。今日はVSTを作りたいと思います。
【使うツール】
試作プラグインが”比較的”簡単に作れるソフト。有料。
オーディオエフェクトだけじゃなくて、VSTiもMIDIエフェクトも作れる。
【やってみよう】
今回作ったのは「ゲイン」というもの。入力された音声のゲイン(音量)を変化させられるエフェクトです。別にフツーにフェーダーでよくね?って思うかもしれないけど、たまに必要になるしVSTのゲインのほうが取り回しの自由度が高くて私は好き。
【手順】
1.Plug'n ScriptをDAWに読み込み
IDEみたいなものを思い浮かべた人もいるかもしれないけど、これ自体がVSTなので使うときはDAWを立ち上げてVSTとして読み込んでってやります。この状態でオーディオを読み込んでその場でテストするというのも可能。
2.機能実装
つまみと変数を作って、インプットの音声を受け取ったらつまみの値を掛けて出すだけ。
インプット→音量操作(つまみで変化量指定)→アウトプット
言語はEngelScriptとかいうやつ。私はそもそもC#とかVBAがギリ触れないくらいの生き物なのでC++っぽいとか言われても知らない。
ちなみに普段使いのIDEを使って書けるのでその辺は安心。
3.GUIをポチポチして作る
GUIは設定項目をポチポチ選んでいればできる。いいカンジのつまみのグラフィックがいくつか入っていて、それを選ぶカンジ。このパートは超楽しいのでここだけずっとやってたい。
シンプルなフラットデザイン
ビンテージラックエフェクト気取り
アーバン風
といった感じのGUIが右のGUI OptionsやGUI Controlsのボタンをポチポチしてればできるのとても気分がいい。もっと凝った感じのにしたければそれもまたちゃんとメーターとかアナライザーとか用意されているのでちょっとプログラムを書いてやればよいのです。
4.ビルド
ビルドもこのツールだけで可能。32bit・64bit・MacVSTがそれぞれ出せる。
出来たVST使ってみたところ普通に使えました。
Shift押しながらノブをいじると細かく指定出来たり、ダブルクリックで数値指定出来たり、オートメーション描けたりと、必要なことはたぶん一通りできる。
体験版で作ったエフェクトは数秒ごとにバイパスになったり、連続10分使ってると再読み込みが必要になったりする。
【使ってみて】
普通にプログラミングしないとダメ。細かいところ詰めていこうとすると確かにめんどいので、本当に試作用を作るのに重宝するというところがちょうどいい使い方な気はする。
ちなみに、スクリプトとスキンの権利を自分で持ってるなら商用利用も可能らしい。金が入ったら購入して日本語マニュアル手に入れて頑張ってみよう。
【私的使いどころ】
・教育用エフェクトバンドル作りたい
シンプルで見やすいけど機能は一通り整ってるバンドルって割とないので欲しい。
コンプ・EQ・リミッター・リバーブのセットと
ディレイ・コーラス・歪み・フィルターのセットくらいの。
・歌声合成ソフトに付属させるエフェクト作りたい
VOCALOIDみたいにVST読み込める歌声合成なんてのがもし出てきたらそれにシンプルなエフェクト付属させてほしい。私の力量的に考えて厳しいけども。
くろ州の合成音声備忘録
今回紹介するプラグインはFLUXの「BitterSweet」です。
【効果】
素材のドラムはこちら。
これにBitterSweetをかけてみます。まずは右側「Bitter」のほうにつまみを回します。
アタックが強くなってタイトになっています。
逆にBitterSweetのつまみを左側「Sweet」のほうに回すと、
アタックが弱くなった分余韻が相対的に大きくなり、ルーズになっています。
ドラムを締めたり緩めたりがつまみを回すだけでコントロールできて簡単です。マスタリングではコンプの代わりに使っても簡単です。
それなりにMIXをやってる人ならすぐ気づくと思いますが、Sweetのほうはコンプでもできるんですね。
しかし、コンプで同じことをしようとすると①アタック最速②リリース短めに設定して③スレッショルドは中程度④レシオは若干大きめにして調整する必要があって手間が多く、初心者には難しいです。
【まとめ】
アタック感が簡単にコントロールできる
結論は簡潔ですがこれは大きい。
ダウンロード&インストールはこちらから(https://www.fluxhome.com/download)
FLUX Centerをダウンロード&インストールして起動。BitterSweet(Free)を探してインストールボタンを押せば完了です。
くろ州の合成音声備忘録
無料DTMの世界で知らない者はいないレベルのリミッター「W1 Limitter」
このページでダウンロードできます
そもそもリミッターとは何か?という方はこちらを見てください
【使い方】
・スレッショルドを0.0dBにして各トラックやマスタートラックに挿す(ピーク対策)
・スレッショルドを下げてマスタートラックに挿す(音圧アップ)
非常にお手軽なのがこのリミッターの特徴です。