いろいろ様々あって洛天依(LuoTianYi)を使いました。動画のほうは「Sweet」の声。音声のほうは「Nomal」の声
【概要】
システム :VOCALOID4
キャラ名 :洛天依
音源言語 :日本語
ライブラリ:Nomal/Sweet
【感想】
・正統派かわいい系萌えボイス
・Sweetに比べてNomalは訛りのある日本語
・Nomalは訛りも声質も元々のLuoに近い
・日本語音源としてはSweetが使いやすい
・結果バランスはどっちにも振れる
・子音は全体的にちょっと長めでVELの利きがよい
・音域広め ボカロっぽい曲に向いている
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くろ州の合成音声備忘録
2016年に開催された世界ボーカロイド大会(通称VOCACON)で「ボカロ未来予想」という企画がありまして、5年後15年後、100年以上向こうの未来について考察してみようという企画だったんですが、2年しかたってない2018年段階でちょっと見返してみても面白かったので記事にします。
面白いポイントはほかにもいっぱいあるんだけど今回は今どの辺にいるかにだけ注目。
まずは
公式HPに載っているものから見てみましょう。
2020年あたり
「2020年ごろ ミクと入籍する人が現れる」
賛否両論喧々諤々ありながらもすでにあらわれましたね。
「カラオケでゆかりさんが自分の歌に合わせてハモってくれる」
「オリンピックの式典でみくが歌う」
まだですけど全くないことないんじゃないですか?東京150年のイベントもあったことですし。
「初音ミク音楽大学開校」
ここはこんなもん。
「一家に一台ボカロ家電」
家電がしゃべるのはもう普通だけど、歌うので言うと
ココロボかなぁ……今どうなってるんだろう。
「男声がリアルな女声に変換できる」
リアチェンvoice(2016~)をはじめとしてボイスチェンジャーも結構進化してきた。VTuberと機械学習の進化の過程。これを使うと、東北ずん子とのインタラクティブなライブも可能。
「AI搭載で勝手に表現する歌声合成」
「とがった表現を求めていく/自動調声」
VCALOID5についてくるデフォルトライブラリ、おおよそデフォルトとは思えないくらいに癖が強い。V5のスタイルは自動調整に近い機能といえるかもしれない。
「ゆかりとIAの子どものボカロが発売される」
今日もゆかいあ界隈は元気なのです。「
紲星あかりは実質二人の娘」言説とかね。
「同人イベントがVR化する」
「とりあえず安くなる」
残念。
「ぼかりすが一般化」
残念。
「知育玩具に初音ミクモチーフ」
簡単に調べた限りでは見当たらなかったけど、アニメのシンカリオンに出てきた
「発音ミク」の流れではあり得るかも。
「初音ミクに扮したおじさんによるライブ」
できることにはできる。VTuberもいるわけだし。
「メロダインっぽいインターフェースになる」
V5は割とそんな感じする。
「声の保険としてトークライブラリが作れるようになる」
コエステーションというアプリで、自分のトークライブラリを簡単に作れるようになっています。
「事務所と歌手の間で死後の音声の扱いについて契約が明記される」
そこそこ違うかもしれないけど、この前
「発声権」というワードが登場し始めた。
「声帯の外部制御」
電気信号で腕を動かすとかもあるのであり得る。とりあえず、声帯を外部化する試みは声帯摘出者のための
人工喉頭というのが存在する。
さて、私の知識の及ぶ範囲で見てきました。どうですか。これが2年しかたっていない今の位置です。
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[EDIT]
VOCALOID3でIAがリリースされてからしばらくして、この前CeVIOでIAの英語音源がリリースされました。
「V4とかなかったっけ?」というのはひとまず置いておいて、CeVIO英語IAについて話そうじゃないか。
【概要】
IA English Cとは
システム :CeVIO
言語 :英語
ライブラリ:Natural/Powerful
価格 :11800円+税(エディター付きのスターターパック)
VOCALOID的に見ても割と普通じゃないですかね?
【声】
ポイントはちゃんとIAの声が出るかどうかというところだと思います。これは聞いて判断してもらうしかない。上のHPでもいくらか聞けますよね。私も少しサンプルを用意しました。
からくりピエロ
夜明けと蛍
VOCALOIDと比べると息っぽさが減ってパワーがある感じですかね。CeVIO耳が育っている私にはIAに聞こえる。高音は比較的IAみが強い。
ちなみに、私が用意したこの二つはGEN(CeVIOでは「声質」という)をちょっと幼めにしています。デフォルトだともうちょっと大人っぽい。
【MIX】
さて、例えば一曲の中で英語パートと日本語パートがある曲をやろうと思ったとき、VOCALOIDとCeVIOをうまいことなじませることができるのかという問題。
ちょっと解析してみた分だと
・500HzあたりをそこそこCut(Q幅かなり広め)
・1.5kHzあたりをCut(Q幅広め)
・4kHzあたりをCut(Q幅広め)
で "理論上" VOCALOIDのIAに似たような解析結果になる。聞いた感じではやはり違うものは違うがなじみは良くなる。
ちなみにIA ECは歯擦音が結構強く出るので、DeEsser必須。たぶんエディター上でつぶしていくのは非効率的。
【CeVIOの操作】
最近ではボカロPでも仮歌作るのにCeVIOを使う人がいるし、ベタ打ちするだけだったら特段難しいことはない。
IA目当てでCeVIO導入する人は「なれないCeVIO」操作と「英語歌唱」のコンボでやられないように気をつけないといけない。
CeVIOの調声ポイントはとりあえずTMGが押さえられればあとは何とかなる。好みの問題だ。
TMG(タイミング)とは、音素のタイミングをコントロールする機能。VOCALOIDで言うとVELと母音分割で対応している部分。
VOCALOIDの場合子音の長さはVELでいじるが、CeVIOはそれをTMGでいじる。
VOCALOIDは母音の発音が気に入らないとBRIを使ったり母音分割をして補正するが、CeVIOの場合はそれもTMG。
これ以外はVOLがDYNに比べて細かいとかPITがピッチカーブに直接手描きするとかいう違いなのでぶっちゃけ好み。
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CeVIOのIA英語音源を触ってみていますが、私がよく聞くのは「体験版がないので手を出しにくい」という意見。
というわけで、IA EC購入の手がかりになるような情報を出していきたいと思います。VOCALOID IAユーザー向けはあとで作りたい。今回はCeVIOユーザー向け。
【出音】
どれくらいのクオリティーで歌うのかというのはもちろん気になりますよね。というわけで、音声を作ってみました。
まずはIA ECでカバー曲
聞いて判断してください。
で、次はこのカバーをボーカルのみ(調声済み)にしてみる。
で、調声前はこう。
【調声】
英語調声も作業自体は日本語とそんなに変わらない。
参考までに調声ファイルのスクショもどうぞ。私はTMGとPITしかほとんどいじらない人なのでこんな感じ。
個人的に普段日本語調声するときに比べたらTMGを描く量は結構増えるかも。
元々英語の曲だとあまりないけど、日本語曲を英語訳した曲では子音が多くて詰まった感じになりやすいので、子音を短くしたくなる。
その辺を回避するコツとしては「メロディーをアレンジしてしまう」こと。英語で歌ってみた動画を見てみるとわかると思うけど、結構リズムが変わっている。あれは西洋風のリズム感が加わっているというのもあるけど、音素が混雑してるところをアレンジして余裕を持たせるのにも便利。
日本語音源の調声とは違うなーと思うところは「母音接続」と「音素分割」と「音素省略」
日本語音源は母音が連続するとき「あい」をはっきり区切って発音するので「あぃ」と滑らかに(二重母音的に)歌わせたいときにTMGをいじる。これはCeVIOでは一般的なテクニックだけど、英語調声の場面ではあまり出てこない。二重母音は最初からあるし、英語は母音連続あまり好きじゃないから(a appleじゃなくてan appleにして母音の連続を防いでるよね)登場回数がほとんどない。
逆に、日本語ではないけど英語であるのが「音素分割」。「English」は[Eng][-lish]に分かれるとか。日本語で言うなら「えいご」を[e][i][go]とか[ei][go]に分けるような作業。歌詞入力の段階でこれがある。
あとは、音素の省略。「My Mind」を「Ma Main」みたいに発音する場面が多い。音素がいくつか抜け落ちている。これをやるとネイティブっぽくなったり「音素多いな! 口が忙しそうだ」っていう感じがなくなる。
結果、ちょっと手数は増える。
※個人の感想です。
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「句音コノ。」の中の人「ゆうひこう」さんとバーチャルキャストでUTAU生放送やりました。
土曜日の朝8時からという早朝?ゆる生放送ですが結構人が集まったようで。朝から元気ですね~。
【経緯】
私:バーチャルキャストの練習がしたい
謎の人脈武器屋さん:ゆうひこうさんとコラボキャスしてみては?
ゆうひこうさん:いいですよ!
【内容】
私は2016年の秋にUTAU界隈に現れたのでそれ以前のUTAUの歴史がさっぱりわからぬということで、2012年から2014年あたりのことをゆうひこうさんに聞きながらちょっとバーチャルキャストの使い方を教えてもらおう。
なんと、今回のコラボのためにめちゃくちゃUTAUな部屋を組んでいただいて何とも恐縮。
・UTAU始めたころ
波音のリツさん聞いて「UTAUスゲー」ってなって初めて見るものの一回使い方がわからなくて、しばらくして再スタートしてみたらできたという流れ、両者とも共通でした。
・真面目にUTAU音源録ってる人ごめんなさい
お互いたぶん初めて「アニメやマンガみながら録音する人」に出会ったと思います。毎週音源録ってたり、リストを作ってると録音リスト完璧に覚えられるので、漫画読みながら/無音でアニメ見ながら音源収録できる。真面目に録ってないわけじゃないんだ……。
・オーディオドライバ
そういえばMME(MMDのエフェクトじゃないよ)とかDirectSoundとかASIOって普通は知らない。
・防音室をレンタル
ヤマハの防音室を1年10万くらいでレンタルしてUTAU音源を録っていたとはガチの極み。
・調声師が原音設定する
音源を録音して自動推定して配布。使う人が修正しながら使うという。そんな文化があったのか。
・Skypeマイク普通時代
なんだかんだでSkypeマイクで録音された音源って見たことないんですよ。昔からかいわいぐらし!してる人々の話題には出てくるんですけど普通だったんですね。今は逆に結構な音質を求められる?
・歌連続音/CVVC登場世代
私もその時代に居合わせたかった……。人が多い分良くも悪くも色々活発だったらしい。
・UTAU&バーチャル
バーチャルキャストでUTAUの放送って見たことないですねぇという話。UTAUでVRっていったらどちらかというとVRChatな印象。ライブとかやってるらしい。
・VR機器お高くない?
お高い。
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UTAU
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[EDIT]
以前Sharpkeyの音源制作企画「SK Galaxy」のときにもあったんですが、最近はVTuberの影響もあってか「中の人を募集する」というのが少しづつ増えてきました。
この中の人募集ってなれてないとというか結構深めの理解がないと落とし穴がいっぱいあるのでちょっとまとめてみました。
【前提】
歌声合成ソフト用音源の中の人を募集する。
※UTAU用音源の中の人ではない
なおこの記事に書いてあることはすべて「私が」欲しいと思うことであり、状況によっては悪く作用することもあるし、少なくとも強制するものではない。
【基本項目】
基本的に書くべきことは以下の通り
・応募要件
・応募方法
・規約
1.応募要件
応募するのに必要な前提条件です。
・女声か男声かの指定
中の人の性別ではなく、声が女声なのか男声なのかという話。場合によってはショタ声、ボイスチェンジャー利用の可否なども含まれる。ちなみに、たまに「言語は何か」「人外はアリか」というところに気を配る必要が出てきたりする。
・機材及び音質の指定
録音の際に利用できる機材の話。宅録か、スタジオ録音か、それとも募集元での録音かという録音場所と、マイク&オーディオインターフェースを使うのかどうかという話が主なもの。
ここが厄介で、募集元が録音業務をやるという場合を除けば、応募者が自分で録音することになりますよね。このとき、音質が良いというのは選考基準として大きなポイントだと思いますが、「コンデンサーマイクとオーディオインターフェースで」って書くと割と突っ込まれやすいというのが私の見たことあるやつ。
よくあるのが「高音質なダイナミックはダメなのか」「ノイズ除去してもよいのか」「PCに直接つなげるコンデンサーマイクはダメなのか」「スタジオで機材を借りて録音するのはアリか」あたり。
逆にかなり雑に書けば「音質が良ければOK」ということになるんだろうけども。
この辺は結局のところ応募者が集まったらあとは選考の段階で音質によって普通に落とされるだけだったりするので、程よいハードルの設け方が結構難しい印象。
・制作経験の有無
UTAU音源などの中の人を経験したことがあるかどうかというのは、中の人として話が通じるかどうか、どの程度の収録に耐えられるのかというところを判断するうえで重要だったりする。連続音の中の人経験者なら大抵の歌声合成の中の人ができるかもしれないが、学習系の中の人募集ではむしろ歌ってみた動画の投稿頻度なんかを聞くのもアリなのかも。
2.応募方法
どうやって応募すればよいのかという話。
・連絡言語
日本語が良いのか英語も対応できるのか等。
・連絡先とHN
募集元の連絡先/企業なり個人の情報を示しておくというのはもちろんのこと、応募者の連絡先とHNを把握できるように書いてもらわないといけない。かつ、その情報の取り扱いについても書いておくと高評価。
・サンプル提出
どのようなサンプルを提出してほしいかということ。歌ってみた動画なのか、音域がわかる音声データなのか、過去に作ったUTAU等の音源なのか。
3.規約
応募したデータと出来上がったライブラリの扱いについての話。
・応募データの扱い
その場限りのもので、選考落ちた場合には絶対に使われない/公開されないことが明記されねばならない。
・出来上がったライブラリの扱い
出来上がったライブラリのライセンスがどうなるのかといった話。実際この辺はある程度の方針を打ち出しておいて、あとからやり取りをする中で双方の意見をうまく組み合わせて規約を作ることになると思うので、最初から全部提示する必要はない。
明示しておいた方がいいなと思うのは「ライブラリの利用について応募者が規約策定における十分な権利を保有できるか」「募集側の利用に対して応募者は異議申し立てを行えるのか」「応募者側はライブラリ利用及び第三者の利用停止を決定できるか」あたり。よく訊かれる。
もちろん中の人もライブラリの権利者たりえるので。
異議申し立てを基本的に受け入れない方針にするのはもちろんアリ。その場合は、性的な内容/誹謗中傷/暴力的内容/政治宗教にかかわることには使わないというような契約を結ぶようにしないといけない。
4.その他
その他明記しておいた方がいいかもしれないこと。書かないほうがいい場合もあり得る。
・前例の提示
募集側の経歴やすでに作ったライブラリなどを提示すると応募側が安心できることもあるかも。
・企画中断の可能性
もちろんないことが好ましいが、実験段階だったり経済的問題だったりで中断する可能性がまったくないとは言えない。中断するときの連絡方法やデータの利用等ははっきりしておいて損はない。
・応募取り消しの可否
応募したけどやっぱりやめるというのを許すかどうか、またどのような理由なら許すかどうか。これも非常に書きにくいが確認しておきたいところ。
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[EDIT]
大学ボカロ部が集まるオフ会「ツナガルダイガク」に参加してきました。
2時間ほどしゃべって食べるだけなんですけどね。
【参加大学】
大阪市立大学ボカロ部 主催
大阪府立ボカロ推進部
大阪工業大学
京都産業大学
広島大学
近畿大学
同志社大学
等
他にも有名ボカロPやバーチャルライブ/DJライブ関係の皆さんも来てかなり豪華でした。
【しゃべったこと】
・大阪工業さんの来年の方針会議にちょっと顔出した
今年出来たボカロ部はたくさんある。まずは来年度も存続できることを目指しながら、新歓時期に注意するべきポイントや技術の話なんかをした。濃かった。
アシッダイズの話をしたりシネマ4Dの話をしたり、VOICEROIDやにじさんじのキャラクターライセンスの話をしたりと専門性が異様に高かった。
バーチャルライブと踊り手のコラボもしたいね~とか。
・京都産業大学さんとコラボしたい話
なんと京都大学でもボカロ部ができそうな香りがするので、京都のボカロ部3団体集めてコラボしたいね~勉強会開いてほしいです等々。
・近畿大学とコラボしたい話
部員増やそうぜっていう話とDJ×歌声合成コラボやりたくない? うちの大学にDJ出張こない?とかいう話。今回話した中ではもっとも現実味があったと思う。
かなり話した。有意義の塊でした。
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[EDIT]
紆余曲折あってわたくし、くろ州は美少女の姿で生放送に挑みました。
バーチャルボカロリスナー「御丹宮くるみ(おにくくるみ)」さんに、ほとんど「くろ州特集」みたいな放送を企画していただいてバーチャルキャストからSingeroidについて生放送しました。
そのうち編集版が動画投稿されるようなので続報を待て状態ですね。
【コラボまでの経緯】
御丹宮くるみさんが「ボカロ曲紹介」でUTAU曲を紹介して何か言われたらしい
↓
いろいろ歌声合成あるよね~っていう話になってたところに
↓
私が割り込んで
↓
気づいたらコラボ企画が立っていた
【放送内容】
私が投稿している「N種の歌声合成シリーズ」を見ながらVOCALOID/UTAU/CeVIOとその他の歌声合成達について私が設問攻めにされる生放送。
出てきた歌声合成ソフトは
・VOCALOID
・UTAU
・CeVIO
・Sinsy
・Sharpkey
・SynthV
・歌うボイスロイド
・Alter/Ego
・EmVoice
・MUTA
・LaLaSong
くらい。多い。
・VOCALOIDの推しは?
Lilyです。
・UTAUはカバー曲が主流なの?
割合で言うとやはり多いと思う。でもテトさんなんかはオリジナルも結構あるし、最近だと闇音レンリとポリスピカデリーさんの曲はかなり伸びたUTAUオリジナルとして有名ですよね。「UTAUオリジナル曲ランキング」なんてのもまとめられてたりします。
・CeVIOは簡単なの?
CeVIOはほとんど触らなくてもそこそこ自然に聞けるし、いじらないといけないところが多すぎなくて初心者向け。とはいえ本当にちゃんとしようと思うと触らないわけにはいかないというか、絶対に触らないといけないものでもある。
※CeVIOわかる人向け解説。CeVIOはベタ打ちでもかなり自然に歌ってくれるとはいえ、母音接続を滑らかにするのにTMGをいじらないといけない。母音接続は絶対にどんな曲にもあるので私はこれを必要なだけ消さないとだめだと思っている。
・Sinsyって何?
SinsyはCeVIOと大体同じシステムの歌声合成。私の動画ではよく使われる。大学で作られている歌声合成なんですが、大学の研究費で萌えキャラ作るわけにもいかないのか公式立ち絵はないし、私が好きでよく使ってる音源は「f00005j」ちゃんなので名前もない。結果、N種の歌声合成でカバーシリーズでは一人だけ立ち絵なくて寂しいことになる。誰かSinsy支援絵ください。
・波形合成と学習系って?
VOCALOIDやUTAUは録音した波形を「切り貼り加工」して歌声を作っている。CeVIOやSinsyは録音した波形を「分析学習」して歌声を作っている。だからどうというわけではない。
でもCeVIOやSinsyの声ってCeVIO耳が育ってないと聞き分け難しいので合成方式知ってたら通の振りができるかも。
・Sharpkeyとは?
比較的最近出てきた中国の会社が作った歌声合成ソフト。中国語音源が6個と日本語音源が1個リリースされている。この日本語音源は私が開発を仕切って作りました。そう。私はオタクであり記者であり開発者なのです。
・「推しが推しすぎてSharpkey化しちゃった」が意味わからない
UTAUのキャラである「朱音イナリ」が私の推しで、どこ行っても訊かれるたびに推しはイナリですって言って回ってるんです。Sharpkeyって頑張れば音源作れるので、朱音イナリの運営人と手を組んでSharpkey用の音源にしちゃいました☆っていう話なんですよね。
わかりやすく言うと「キズナアイが好きすぎてVOCALOID音源にしちゃった☆」みたいな。規模が全然違いますけどね。
SharpkeyのHPに行くと音源2つしか載ってないですけど実際にはもっといます。私のブログのほうが詳しい。
・SynthVって?
今年の夏にリリースされた最新の歌声合成。英語のクオリティーが半端ない。cilliaさんがnikiさんの曲をSynthVでカバーした動画が結構バズって有名になりました。音源はまだ少ないけどたぶんこのクオリティーは保たれると思う。日本語音源はまだかな?
・歌うボイスロイド支援ツールって?
VOICEROIDを無理やり歌わせる「歌うボイスロイド」ですが、手作業でやろうとするとしぬほど時間がかかる地道な作業になります。耳で確かめながら音程を微調整し音の長さを微調整し……っていうのを何百何千回繰り返してやっとベタ打ちになります。
これはとても長い道のりなので、支援ツール「KotonoSync」というのが存在します。これを使えば上のような手作業を全自動でやってくれます。それをベースにして各個人アレンジを加えていくのです。
このツールはVOICEROID専用でCeVIOのトークには対応してないのでCeVIOトークを歌わせようとすると地道な作業リターンズかUTAUを使う方法かっていう選択肢になるのです。
・EmVoiceとは?
SynthVとほぼ同時に出てきたMac専用の英語歌声合成。SynthVに比べてもまだうまいくらいのエグイクオリティーの英語を聞かせてくれます。しかもVOCALOIDのように特殊技術を用いなくても最初から人間にしか聞こえない声が出せる。
私は必要になったときにしかMacを触らない非マッカーですが、それでも十分なクオリティー出せた。確かに30種近い歌声合成を触っているから私の感覚がマヒしている説は否定できないけど。
ものすごく声を作りこみたい人には物足りないかなとは思う。Windows版が出そうな雰囲気はあるけど不明。
・MUTAとは?
中国のCeVIOっぽい歌声合成で、歌ってしゃべれる。実は*LunaさんがMUTAオリジナルを作っているんだけど、Youtubeに投稿されたその動画はさっき見た時点ではまだ100回再生とかだった。
CeVIOみたいに喜びや悲しみを演じ分けるトークもできたりする。
・LaLaSongとは?
東芝の古~い歌声合成。2001年から存在が確認できる。音源は9種搭載しているけど「おじいさん」「お姉さん」「ロボットA」みたいなネーミング。「10種の歌声合成でボカノバメドレー」の動画では最もコメントを稼いでる。
・その他歌声合成界隈はどこにある?
その他歌声合成界隈ってまとまって存在している感じはないです。VOCALOIDもUTAUもCeVIOも触りますよーっていう人がUTAU界隈に潜んでるとか、一人でいろんな歌声合成触ってるとかいう感じで。界隈として一つにまとまってるような感じはない。
たぶんそれぞれ、メインの歌声合成があって、その界隈にいて、そのうえでその他の歌声合成も触ってるとかいうことが多いのかもしれません。
・普段何食べてるの?
お米です。
曲自体はニコニコやYoutubeだけじゃなくてSoundCloudにびっくりするようなクオリティーのUTAUカバーが海外からUPされていたり、Bilibili動画にSharpkeyやMUTAの動画をあさりに行ったりします。なんだかんだでBiliBiliあさりは重要。中国でのボカロライブ映像はもちろんのこと、たまにIAの情報が日本より早く入ってきたりするんですよ。
・その他歌声合成ってわかんない
わからなくてもOK。結局マイノリティーだし。でも、気になったときには検索かけてほしい。検索かけたときに絶対に日本語情報があるように私が全部記事にしているので。そのための情報整備士。
・1997年の歌声合成?
My MidiVocalistです。このブログで検索かければ出る。
・超パにCeVIOでないのなんで?
内部の人じゃないからわかんないけど、IAもいるんだしONEが出てきてもおかしくないよね!? なんで出てこないんだろう。
VOCALOIDもUTAUもCeVIOもVOICEROIDもそのほかも一緒にステージにいるライブやりたいなと思ってちょっと動き始めました。どうなるかはわからない。
・歌声合成にはまったきっかけは?
最初はUTAUカバーだった。人間っぽく歌わせることに技術的な興味があって。
・歌声合成総合した言い方は?
2015年?のボーカロイド世界大会でも熱戦繰り広げられたっポイですけど、ニコニコのタグとかで「歌声合成総合」のいい言い方が欲しいって、時期によってループする話題なんですよね。しばらく「バーチャルシンガー」を推してたんですが、バーチャル歌い手が「バーチャルシンガー」を名乗りだしてぶつかりだしたので、私は最近「Singeroid(しんがろいど)」推すことにします。シンガー+機械人形(ロイド)でバーチャル歌い手には使いにくく歌声合成全般に使いやすい気がしているけど浸透する気はさっぱりしていない。Singeroid。ちなみにトクロぼいちぇびHANASU等々まとめたら「Talkertoid(とーかろいど)」って呼ぶかな?
くろ州の合成音声備忘録
2018年11月2日に大阪市立大学から生配信された大学ボカロ部座談会に飛び入り参加しました。
私は大学ボカロ部情報局局長として参加させていただきました。
TALKERs
・大阪府立大学ボカロ推進部長
・大阪市立大学ボカロ部会長
・同上部員
・近畿大学ボイスシンセ同好会長
・私(大学ボカロ部情報局)
という5人で1時間+30分放送されました。
【聞けばわかるあらすじ】
自己紹介
大阪市立さん文化祭展示状況
2018年ボカロシーン
11月3日
ボカロ部の入り方と宣伝
ボカロ部いっぱい出来たね?
パーセプションニューロン
バーチャルライブと同期演奏
「ボカロ部においでよ」
……
いやーシナリオのない物語だった。
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