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モーラとシラブル(拍・音節)の違い

2016.12.08(16:23) 121

UTAU音源を制作していると「モーラ」という言葉に出会います。これは専門用語なのですが、学校では「音節」を習います。

Q「UTAU音源を制作しています」を音節に分けてください。

A う/た/う/お/ん/げ/ん/を/せ/い/さ/く/し/て/い/ま/す

ですね。日本の学校で習う「音節」「ひらがな一文字のセット」という感じ。ただし「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」は単独で1音節とは認めません

「モーラ」「時間軸で考えて一定の拍に収まる音のセット」という感じ。

例えば「目が痛かい」と言った場合、

標準語:めがいたい  (5モーラ)
関西弁:めえがいたい (6モーラ)

となります。

標準日本語は大体1音節1モーラで発音されるのであまり差が出ません。そして音韻論で言うところの「拍」と「モーラ」は同じらしいです。

ただし、「っ」「母音脱落したサ行やハ行」「ん」「m」などは一拍分の長さがあれば1モーラとして数えます。ここが音節とモーラの違いの一つです。

UTAU音源を制作している時の発音台本は「Xモーラリスト」と名付けられています。一拍に1モーラ発音するのが基本です。和歌も「5・7・5・7・7モーラ」ですね。

対して、「シラブル」ですが、音韻論上は「音節」と同じですが、「学校で習う音節」とは少し違うのです。

言語によって扱いは変わってきますが、「言いやすい音の区切り」です。

Q「UTAU音源を制作しています」をシラブルに分けてください。

A う/た/う/おん/げん/を/せい/さ/く/し/て/い/まs

実際には明確なルールがありますが大体で言うと、母音脱落した音や二重母音などは一つのシラブルになります。「学校で習う音節」で「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」を単独で1音節と認めないのはこれの影響です。

さらに言うと時間にも影響されないので、「制作=せーさく」は4モーラで3音節(シラブル)です。1拍分の「あ」は1モーラで1音節ですが、2拍分の「ああ(二つ目の『あ』は発音しなおさない)」は2モーラで1音節です。

まとめ

モーラ(拍)とシラブル(音節)の違い

「1拍分の長さがあれば1単位として数える」のが「モーラ」、「発音上区切れるならば1単位として数える」のが「音節」

調声の段階ではモーラとシラブルを意識すると母音脱落・二重母音が見えてきてイイと思います。


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