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UTAU換起点音源を使ってみた

2017.02.10(20:42) 127

UTAUは音源が自作できるという特性から、音源の技術開発が激しい分野になっています。

数多ある工夫の中から今回は「換起点音源」というのを使ってみました。

1)換起点とは
   「換起点」というのは「ミドルボイスとヘッドボイスが変わる点」のことを言います。
   歌を知らない人に向けて言うと「ナチュラルな歌声と裏声の変わり目」でOK

これを連続音音源で再現するのは案外大変です。
連続音音源の場合、音素の切り貼りの境目は音符の変わり目と比べてかなり前のほうにあります。
kankiten1.png 
①が音符の変わり目②が音素の変わり目です。

要するに例えば上の図の2個目の音素を裏声にしたいとき、後ろを「弱」音素や「囁」音源にした場合①のタイミングで声質が変わってほしいのに、②のタイミングでささやき始めてしまうのです。

2)対応
   意地でも連続音で対応しようという場合は②のラインが①の位置に来るまで後ろの音素のタイミングをずらしてピッチを描きなおすと思います。
kankiten2.png 

CVVCや単独音の場合(もしくはCVVCや単独音音素が切り出されている連続音)ならあまりいろいろ考えずともノートの変わり目で声質を変えればOK
kankiten3.png 
換起点は連続音の弱点だったのです。
単独音やCVVCでも換起点を再現しているというよりは回避しているだけです。
さらに、通常の音素と弱・囁音素の接続はその声質が大きく異なるためどの形式にしてもどのエンジンにしても頑張ってごまかさなければならない程度の接続クオリティーになることが多いです。

そこで換起点音源の出番となるわけです。

3)換起点音源とは
   これは私の考えですが、「換起点も録っちゃえばいいんじゃん?」という発想で
   ミドルボイスとヘッドボイスを行ったり来たりする方法で録られた拡張音源の一種です。
kankiten4.png
(ピッチは手書きしたので誰の原音というわけでもないです) 

ピッチが高い時にはヘッドボイスになっていて、低い時にはミドルになっているのでいろいろ考えなくてもいい感じに切り替えができます。

【まとめ】

ミドルとヘッドの切り替えが楽

以上。

これを使うとこんな感じになります。

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