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帯気音化

2017.04.10(10:33) 137

いきなりですが、
日本語で「ペン」と発音してみてください。
次に英語の「pen」を発音してみてください。

正しく発音すればこの2つの「p」の発音が「別のものである」事がわかります。

日本語で「ペン」と発音した場合
「p」の後すぐに「e」がきて「N」で終わるでしょう。

対して英語で「pen」と発音すると
「p」の後少し間があって「e」が来たあと「n」で終わります。

つまり、「e」の発音が遅れるのです。

そしてこの「間」には「h」のような息成分でできた音が挟まっています。

これが帯気音化(有気音化とも)です。

聞き比べてみましょう。

最初の「た」は帯気音化なし。
2番目は軽い帯気音化。
3番目がかなりの帯気音化。

「母音が遅れ」て「hが挟まる」のがわかったと思います。波形を見てもわかりやすいです。
帯気音図 
帯気音化は基本的に無声破裂音の行(か行、た行、ぱ行など)で起こります。

破裂音のいわゆる「破裂」部分を「バースト」と呼びますが、バーストから母音(有声音)までの長さを「VOT」と呼びます。帯気音化した発音はこのVOTの値が正の方向に大きいです。

歌唱表現としてもそこそこ使われるのでUTAU音源に組み込んでみてもいいかもしれません。
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くろ州の合成音声備忘録


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