UTAU収録リスト制作者はUTAU音源技術勢の下位領域みたいなもので、私はその中でもネタリスト枠をやっています
そんな私の質問箱にこんな質問が来ました
「UTAU収録リストを作るときのルールは?」
答え:ない。
ゼロではないけど、特にはないかなっていう感じです
ルール(=決まり)はないけど、「こうするのが一般的で無難かな」っていうのはあります。今回はそれをまとめてみましょう
【アンダーバー】
リストの各行の先頭にはアンダーバーがつきます
EX)_ああんいあうあ
先頭以外のアンダーバーはひらがなリストの場合たいてい「一拍分の休み」を示します
EX)_きかくけこかんか
_かき_く_け_こ(かき休く休け休こ)
これ、リスト作ってる人は知ってるけど案外読んでる人は知らなかったり刷るっぽくてびっくりしました
アンダーバーに関してはわざわざこの方式を破る必要はかけらもないです。特に先頭以外のアンダーバーはむしろルールに近いかも。SetParamだと正常に動く
ただし、ローマ字リスト・がいこくごおんげーんの先頭以外のアンダーバーは一拍休みじゃないことも多いので注意
【音素表記】
リストには一般的に収録される音素の表記方法があります。
EX)タ行は「たてぃとぅてと」
鼻濁音ガ行「ガギグゲゴ」※破裂のガ行と区別するためカタカナ表記
V行「ヴぁヴぃヴヴぇヴぉ」※「ヴァヴィヴヴェヴォ」だとSetParamでうまくいかないことも
前にそこら辺の仕様をうまいことクリアできるリスト制作補助ツール作ったので
【セクション】
OREMOでは特に反映されないのであんまり意味ないのかもしれないですけど、見やすいので子音ごとにセクション分けしたりします
EX)
_かかんきかくかき
_ききんくきけきく
_くくんけくこくけ
_けけんこけかけこ
_ここんかこきこか
←※一行あけ
_ささんすぃさすさすぃ
_すぃすぃんすすぃせすぃす
_すすんせすそすせ
_せせんそせさせそ
_そそんさそすぃそさ
連続音以外ではそこまで気にされない
一般的に用意されるセクションは以下の行
あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ
が、ざ、だ、ば、ぱ
きゃ、しゃ、ちゃ、つぁ、にゃ、ひゃ、ふぁ、みゃ、りゃ
ぎゃ、じゃ、びゃ、ぴゃ、てゅ、でゅ
オプションとして付けられやすいのが
鼻濁音ガ行
ヴァ行
くぁ行
あたり
【細かいとこと喜ばれるとこ】
・何モーラリストなのかわかるようなリスト名
・モーラ数は大体揃える
・READMEは明確に
・oto.iniテンプレートを同梱する
とかやると「親切だな~」ってなる
これくらいでは?
このくらいやっておけば、ネタリストとして44モーラのリスト作っても短歌調の5/7/5/7/7モーラリスト作っても使ってもらえるし怒られない
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