結構前、このブログ開設して間もないころにAquestone2の記事を書きましたが、今回は無印のほうの「Aquestone」について書いていきます。
無印Aquestoneはこれはこれで演奏しやすい。 pic.twitter.com/F7gzsBwka1
— くろ州=情報整備士 (@96s_kM4osM) 2018年10月11日
【概要】
Aquestoneはアクエスト社の配布しているVSTプラグインです。DAW上で動くタイプの歌声合成でリアルタイム演奏にめっぽう強い。
【特徴】
実況動画でよく聞く「ゆっくり」と大体同じ声質です。ゆっくりが歌ってる感MAX。子音がとても短く発音は確かに聞き取りにくいですが、その分リアルタイム演奏にはかなり強い。
前VOCALOIDキーボード触らせてもらったんですけど、Aquestone触って一瞬で「あ、これVOCALOIDキーボードでやったわ」っていうくらい近い操作感のもの。
【導入】
HPからZIP落として中のDLLをプラグインフォルダへドーン
DTMERなら余裕。
【パラメーター】
Husky:息っぽさ
Resonance:母音の母音らしさ 下げると母音ごとの判別がしにくい声になります
Volume:音量
Release:音の末端の素早さ 下げるとバツっと切れ、上げるとUTAUの語尾息みたいになる
PortamentoTime:音程の遷移の速さ
VibratoFreq:ビブラートの速さ 強さはモジュレーションホイールで
PitchbendLevel:ピッチベンドの音程幅 VOCALOIDでいうところのPBS
【演奏】
Aquestone2にはある子音の長さのパラメーターがないが、そもそもかなり短く設定されているので演奏するのに違和感が出るほどのタイミングのずれは感じない。
ポリフォニックモードがないので2のような和音は演奏できない。
ノート同士が重なるとピッチベンドにはならず次の歌詞が鳴るのでしゃくりあげ他は常にピッチベンドで行う。
歌詞はひらがなカタカナに対応していて、TXTファイルとして用意しておいたものをD&Dして読み込むようになっている。歌詞送りはMIDIのCC10、CC50、CC51に割り当てられています。
ちょっとずつ無印と2は違いがあるので、結構別物として考えるのがよさそうです。ゆっくりボイスと実は男声もある無印とちょっと力強めの声の2では使いたい場面も違うでしょう。
和音を慣らしたい、子音の長さが欲しい、声質パラメーターは多めが良い場合は2
リアルタイム演奏ができればいい場合は無印
といった感じ。必要最低限の機能で無印は簡単に使えるので私は好き。
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