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SynthVのDAW連携を試してみた

2018.12.25(05:07) 329

SynthV正式版にはなんとVSTiがついています。DAWと連携して動くんですね。プロの音楽家の間では需要高めのDAW連携がどのくらい実現されているのか試してみました。

SynthV正式版についてはこちらの記事を確認。
そもそもSynthVについてわからない人はこちらの記事を確認。

【概要】
SynthV正式版にはVSTを介してDAWと連携する機能があります。
SynthVを再生したら同時にDAWも再生されるし、
DAWを再生したら同時にSynthVも再生される。

仕組みとか遅延とか操作性とか確認したい。

私はREAPERでしか確認してないので、誰かほかのDAWでも確認してみてください。

【仕組み】
SynthVのDAW連携はVOCALOIDの無理やりReWireに似た感じです。
実際にReWireを使ってるかどうかは知らない。
これのこと。VOCALOID3ユーザーさんの中には知ってる人もいるかも。

1.DAWにVSTiを読みこむ
2.SynthVを起動する
3.VSTiに表示されているポートナンバーをSynthV側でも入力

「設定→プラグインホストに繋ぐ」で出てくるウィンドウに
SVO07.png

VSTi側で表示されるポートナンバーを書き入れる。
この画像の場合は「51764」。
SVO08.png

すると同期再生される。

【遅延】
遅延してしまっては使えないのでちょっとチェックしてみる。
ASIOドライバで再生したが、結論から言うと「気になるほどではない」

私の時間間隔がどの程度参考になるかわからんが、聞いてて「ずれてるな」とは思わなかった。

あらかじめ書き出しておいた音声とリアルタイム合成のトラックを作って比較てみると、ダブリングしているように聞こえるし、片方の波形を上下逆にしても完全には消えなかったので多少遅延はあるが、結局のところ気にはならないくらい。実用の範囲内。

ところで、急に再生したらどれくらいついてきてくれるのか気になって調べてみた。

SynthVはデフォルトの設定、ASIOドライバで再生、CPUがi5でRAMが12GBのMyPCでは、最低0.6秒前から再生すれば遅延も音落ちもなく正常に再生された。0.5秒だとしばらく音がブツ切れになるので0.6秒前から。

【操作性】
DAW連携のあるほかの歌声合成と比べても操作性は普通。大体どれも一緒。
良いところはSynthV側からも同期再生ができるところ。
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