2019年1月11日にBiliBiliに予告動画が投稿され、18日に初オリジナルが投稿された「未央(WeiYang)」は中国の歌声合成MUTAの新男声音源でした。
【導入】
公式ダウンロードページの「未央」の文字あたりをクリックするとZIPがダウンロードできます。
展開して、中の「MUTA_v2.1_weiyang-ver.exe」を実行してポチポチしてれば未央のインストールは完了です。
私は当然のようにMUTA既インストール組なので別に気にならなかったですが、たぶんエディターがついているのでMUTAまだインストールしていなくても大丈夫です。
【使ってみた】
今までは女声音源の嫣汐がいましたが、使い方自体は別に同じなので難しくはないですね。
両方ともインストールしている場合、パートの歌手を変えるには、パートを選択した状態でメニューバーの「音源→歌声音源」から歌手を選びます。
普通の日本語PCであれば、嫣汐は「貢マオ」、未央は「ホエム・」と文字化けしていますね。
音域は大体A2~D5くらいまで普通に出ますが、中低域が息っぽい普通の男声であるのに対して高音域は結構女性的。
どうも中の人が中国の両声類歌い手さんらしく(19日に同じ曲の歌ってみたをだして11万再生超えてる)、なるほどそういうことなのかという感じ。
ちなみに低音側は、最低E2までです。それ以下の位置にノートを置いてもE♭2より少し高い音程までしか出ません。
【MUTAトーク】
なんと、最新版未央エディションにするとMUTAのトーク機能が使えません。メニューに出てこないんですよね。
未央エディションに付属するEditorのバージョンは、特に新しいわけではなく、更新前と同じバージョン表示になっています。ですが、未央エディションにするとトーク機能が嫣汐も含め使えなくなるので、嫣汐トークが使えなくなるのは困るという人は未央をあきらめたほうが良いですね。未央の音源単体インストーラーとかあったらよいのですが。
YanXiAPPも公式HPからいつの間にか消えていたりしてよくわからないですね。中国のGateBox的な何かとのからみでうんぬんかんぬんあるのかも(要調査)
嫣汐トークも未央ソングも諦められないわがままさんは、別のパソコンや仮想PCに未央をインストールするとかして回避してください。
MUTAを今まで使っていて、しかもファイルを残してあるという場合は2017年夏ごろにリリースされていたバージョン2.04_alphaあたりを引っ張り出してきて使いましょう。あれはインストールするのではなくZIP展開するだけで使えるタイプのソフトなので、未央をインストールしても消えずに嫣汐トーク機能が使えます。
日本人で必要としている人は私しかいないような情報ですね。
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