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個人的なVSQXの作り方とKotonoSyncの設定

2019.05.09(21:04) 376

私が普段やっている歌うボイスロイドの調声において、KotonoSyncをどうやって使っているのかを紹介します。

【私の調声フロー】
VOCALOID EditorでVSQXを作る
→KotonoSyncに読み込んで基本の調声を実行
→できた音声をKotonoToneで整える
→VocalShifterでタイミング調声
→DAWに読み込んでWAVES Tuneでピッチ調声&MIX

ポイントは「VOCALOID Editorを持っている」ところ。今回はこれが前提となっていることを押さえておいてください。逆にVOCALOID Editorを持ってない人にはVOCALOID Editorで調声するメリットも見えてくるかもしれません。

【VSQXの作り方】
基本的にはベタ打ちにします。

・深め長めのしゃくりやフォールはこの段階で作っておく
・小さい「っ」は「Asp」ノートか「Sil」ノートで作る
・か、もしくはVELで小さい「っ」を作る
・無声化したいノートは歌詞をカタカナ表記にする

意識するのはこのくらい。あんまり細かいノート分割はやらない。

【KotonoSyncの設定】
「話速と長音設定」タブ
「先頭音の話速目標値」の「目標値」を1.4に
「末尾音の話速目標値」の「目標値」を1.4に

私は子音周辺がもたるのが好きじゃないので話速を少し速めに設定しています。これは好み。

「休符とフレーズ分割設定」タブ
「促音の追加」にチェック 小さい「っ」をVELで作った場合
「発音記号の促音変換」にチェック 小さい「っ」をAsp/Silで作った場合

多分VELで作るのが速い。

「その他の変換設定」タブ
「文字種別の無声化」の「カタカナ入力の歌詞」を「全部無声化する」に

個人的には「し」「す」「ち」「つ」「き」「く」が歌詞の短いノートは無声化することが多く、VOICEROIDは無声化とてもうまいので、これは絶対やる。無声化ノートの歌詞をカタカナ変換するだけなので比較的速い。

KotonoSyncをめっちゃ細かく設定するタイプでもないのでこのくらいで実行して、何となくいいカンジになったらVocalShifterとWAVES Tuneが火を噴きます。
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