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今ならまだ安い ノイズ除去に使える「SpectraLayers」使ってみた

2019.05.25(21:43) 381

 UTAUの原音トリートメント作業として「ノイズ除去」があります。ツールとしては

できることは多いがお高い「RX7」
使いやすいが月額使用料がかかる「Adobe Audition」
お手軽だがクオリティーはそんなに高くない「ReSample(記事あり)」
無料だができることは少ない「ISSE(記事あり)」
つまみ一つで消せるけど融通は利かない「ERAシリーズ(記事あり)」

など、たくさん存在します。

 そんな中で、今回紹介するのは「SpectraLayers」。基本的にお高いソフトですが、5月31日までは6千円を切ってるので、「ノイズ除去絶対しねぇからな!」という人以外は今のうちに買っておいた方がいいでしょう。

【SpectraLayers】
 SpectraLayersは音声編集ソフトの一種です。音声を画像化して、絵を描くように加工できるのが特徴。UTAUの人たちなら原音のノイズを処理する用途か、無生物音源を作る用途で使えるでしょう。普段は4万円を超すので手を出しにくいですが、5月31日までは6千円を切ってる(87%OFF)ので今のうちに滑り込むべき。
SL01.png
緑色の部分は「スペクトラム」 縦軸は音の高さで、横軸は時間を表している

【ノイズ除去してみる】
 このブログで配布している「ノイズ除去に使ってもいいUTAU音源」を使ってノイズ除去しながら、SpectraLayersの機能を見ていきましょう。

 この音源は「風呂で、ダイナミックマイクを、手に持って、扇風機かけっぱなしのまま、ハムノイズが載りやすいように設定して」録ったノイジーな音源です。SpectraLayersを立ち上げて原音を読み込んだ時点でもうノイズが丸見えです。
SL02.png
下のもやもやがノイズ

 ノイズを見つけたら、自動選択ツールでノイズを塗りつぶします。
SL03.png
塗りつぶしたところはハイライトになる

 Deleteキーを押せば……
SL04.png

 すっきり。適宜拡大縮小しながら作業できます。

 とはいえ、この方法だといつまでたっても終わらない。基本は「一括で消して、たまに手直し」くらいがちょうどいい。

 まずは、ノイズしかない部分を選択。
SL05.png

 そして「ノイズの登録」ボタンを押す。これで、何がノイズなのかSpectraLayersに教えることができる。で、「ノイズキャンセル」ボタンを押せば自動でノイズが消えるというわけです。
SL06.png

 1枚目の画像と比べれば、ノイズがちゃんと消えていることが分かりますね。でも3モーラ目、5モーラ目等、ポップノイズが気になるところが見えますよね? こういうノイズは一括では消せないので、自動選択ツールで塗りつぶしては消し、塗りつぶしては消し……という風に地道に消していくことになります。音は普通に申し分ない。派手な劣化は感じさせることなくノイズを除去できる。

 他にもリバーブを消す、逆に音を描く、「う」母音を「あ」母音に書き換える、中間母音を作る、子音を強くする、子音をなくす、無生物音源を作るなど、音声をイラストソフトのように描くことで様々な音を作り出すことができます。その辺はアイデア次第ですね。くそめんどいけど、楽曲からボーカルを抜き出すことも頑張ればできる。

 1万円を切る値段で、劣化を感じさせずにリバーブ除去やノイズの一括除去、手描き処理までできるソフトは他にないので、安いうちに買っとくのが良いですよ。
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