Sharpkeyを開発していたBoxstarさんが6月7日、新しい歌声合成ソフト「DeepVocal」を発表した。同時にSharpkeyがある種の終わりというか区切りを迎えた形となった。
私はこれについて事前にお話をいただいていたので、ちょっと説明する。ただ、具体的な情報はさっぱりもらってないので、全体的に超絶ふわっとしていることは覚悟して読むべし。
音源制作の話とかが知りたい人はこちらの記事を参照するべし
【話の流れ】
なんやかんやあって、Sharpkeyの開発をやっていたBoxstarさんがStarBox社を抜けることになったらしい。StarBox社自体は存続するらしいが、Sharpkeyが今後どうなるかはぶっちゃけ私にもわからない。何ならBoxStarさんもよくわかってない。めんどくさそうなのであんまり深く聞かないことにしてる。
で、BoxStarさんはStarBox社を抜けてどうするのかというと、なんと新しい歌声合成「DeepVocal」というのを作ったらしい。
【DeepVocal】
Boxstarさんが作った新しい歌声合成ソフトだ。細かいことはわからないけど、とりあえずSharpkeyっぽいものになるらしい。というかデモを聞いた限りでは99%Sharpkeyで名前が違うだけでは? デモ動画をちょっと見た限りでわかるのは、機能がちょっと少ない「SharpkeyGalaxyEditor」と同程度のソフトっぽいということ。
そして「DeepVocalToolBox」だ。むかーしむかし「SharpkeyではそのうちUTAUのように音源を自作できるようになるかもしれないという噂がある」という話をしたことがあるが覚えている人はいるだろうか。あれがようやく現実になりかけている段階にある。BoxstarさんはDeepVocalToolBoxというソフトを新たに開発したらしい。これはDeepVocal用の音源ライブラリを作る機能をメインとしたソフトなのだ。UTAUでいうところのSetParamみたいなものだと思われる。OREMOのように録音機能があるかどうかは不明。
UTAU音源をコンバートできるのかどうかも不明。SharpkeyEditorならともかく、SharpkeyGalaxyEditor程度の機能であることを考えると、UTAUの人がわざわざDVで音源制作したくなるようなメリットは個人的にあまり感じてない。ノートに依存しない声質パラメーターが使えるくらいかな?
これらのソフトに関しては、私もまだ触っていないのでどういう機能があるのか、どんなソフトなのかということはさっぱりわからない。とりあえず、ディープラーニング系の歌声合成ソフトではないことは確かだと思う。
【Sharpkeyの今後】
BoxstarさんがSharpkeyの開発から手を引くことは確かだが、今後Sharpkeyに機能追加や変更が加わるかどうかは定かでない。ただ、とりあえず今出ている音源やEditorに関しては公開停止要請などは特に出ていないため、しばらくは普通に使うことができる。
とりあえず、現状最も機能が多いバージョンのEditorが付属しているのは稲荷(Inari)なので、もしこれから新しくSharpkeyを始めようということなら稲荷(Inari)を使えばいいんじゃないかなと思う。というか公式サイトがアクセスできなくなっているので日本からだとほぼ稲荷以外の選択肢がない。日本語が歌える音源は実はもう一つある。「索韻リラ」という音源なんだが、これに付属するEditorはSharpkeyの中でも最も機能が少ないバージョン(SharpkeyGalaxyEditor)になる。キャラを絶対に使いたいということであれば特に用事はない。
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