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液タブと歌声合成ソフトの相性

2019.06.15(14:32) 390

 何となくデュアルモニターにしたかったので、液タブを買いました。
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 なぜ液タブなのかというと

・デュアルモニターにしたかった
・そういえば液タブってあったよね
・最近の安液タブは超安いらしい
・じゃあ液タブをサブモニターにすればよくね?

ということです。

 せっかくなので、液タブで歌声合成ソフトを使ってみて相性を探ってみました。

【液タブ】
 今回使ったのは「XP-PEN Artist12」。

・12インチ
・筆圧は8192段階。そんな要る? 歌声合成ソフト操作には要らない
・PCとはUSB×2+HDMI×1でつなぐ。別途電源は必要ない
・ペンは電池不要。充電も不要
・単独起動はしない=OSは載ってない
・安い。3万を切る。今回はセールをやっていたので約2万だった
・当たりはずれはありそう。ワコムのほうが安心なのは確か。不安なら選ばないほうがいいかも
・今回は初期不良とかなく普通に動いてる
・ファンクションキーは6個+タッチ式のスライダー付き

【基本】
 歌声合成の場合、イラストと違ってキーボード操作が複雑なので(歌詞入力があるから)液タブ単体で作業を完結させるのは無理。
 今回、VST系歌声合成ソフトはREAPER上で動かした。REAPERとの相性がめちゃんこ悪かったのでほぼすべて全滅です。
 ノートを描くときとパラメーターを描くときが使いどころ。ピッチカーブを直接描く系エディターなら結構相性がいい。

【相性】
1~3:(まともに)使えない / 不要
4~6:使える / 普通
7~10:快適
多分厳しめ

VOCALOID Editor:3
 ノートを描くなら別に問題ない。ただ、パラメーターはすっと描けないので相性は良くない。

UTAU:4
 ノート描きは超スムーズ。拡張エディターシリーズのフリーハンドとは相性がいい。ただ、UTAUはそれ以外にもやることが多く、液タブでできる作業が多いわけでもないのでそんなに要らないかな感。

CeVIO / MUTA / Sharpkey / SynthV / VocalShifter:8
 ノート描きは普通。ピッチ描くのは最強に良い。画面上で絵を描くようにピッチカーブが描ける。CeVIOやMUTAはUTAUと逆でそれ以外にいじる機能がそんなに多くないので大体どうにかなる。

 ファンクションキーは、CTRL+S/CTRL+Z/CTRL+Y/SPACE/右クリック/ダブルクリックにしている。特に文句がない。

 ノートプロパティの類(ビブラートやブレス挿入、アタックリリース等)はあんまり得意じゃない。

AlterEgo / Aquetone / ディレイラマ / EmVoice:1
 REAPERさんとの相性が悪かったので手描き作業がほぼ全滅。そもそもそんなにいじりどころがないので特に必要ない。中でもEmVoiceはノート描きや歌詞入れもうまくいかなかった。

Cadencii:3
 パラメーターの手描きはすっとできる。ノート描きはあんまりうまくいかない。

LaLaSong:2
 特にいじりどころがなく必要がない。ノート描きは快適じゃない。

Nakloid:1
 ピッチがすっと描けない。

なめうぇーぶ:7
 ピッチの手描きが普通に快適。音素をピアノロールに引っ張ってくる作業がマウスでやるよりも素早くできる。

NIAONIAO:4
 ピッチの手描きができる。ノート描きは普通に快適。

OpenUTAU / UTSU:1
 UTAU - 手描き作業みたいなソフトなので使いどころがない。

PiaproStudio:8
 VOCALOIDと比べてパラメーターの手描きが圧倒的に快適。ノート描きは普通。

Renoid:1
 手描き作業がないし、ノート描きもほぼできない。

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