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論文検索サービスCiNiiで「VOCALOID/UTAU/CeVIO」を検索してみた

2019.07.03(21:12) 394

 学生時代は論文検索サービスCiNii(サイニー)をよく使った。無料で日本でリリースされた論文の一部を検索でき、場合によっては中身を閲覧することもできる。

 じゃあ、CiNiiで「VOCALOID」や「UTAU」、「CeVIO」を検索すると何がどれだけ出てくるのか、検証してみよう。

ちなみに、過去の「検索してみたシリーズ」はこんな感じ

【VOCALOID】
 ヒット数80
 さすがの文献数で、バリエーションにも富んでいる。剣持さんの論文やインタビューがやはり多い。文化系の他にも、ニコニコ技術部で見たような話やVOCALOIDの歴史に関わるような技術系の話も多くて、結構余韻に浸れる。

 時間がなくて読めていないので、とりあえず面白そうな論文のタイトルだけ羅列してみよう。

・伊藤博之「音楽制作ソフトウェアのディストリビューターから見た世界の音声合成、音声編集技術」
・浅見吏郎「ボーカロイドを使用した授業例」教育系
・末吉優「音楽のジャンルと印象を用いたVOCALOID クリエータの検索」
・渡辺恭子「VOCALOID音楽聴取による印象とストレス度の変化に関する一考察」面白かった
・川﨑悠圭「舞台上に降り立つVOCALOID : 「女優」としての初音ミクは存在しうるか」
・王杲「"VOCALOID CHINA PROJECT"の事例分析による中国のキャラクタービジネス環境の可能性と現状報告」やばそう
・的場達矢「歌唱のグルーブ感の構成要因の分析」
・西村綾乃「conteXinger : 日常のコンテクストを取り込み歌うVOCALOID (知的環境とセンサネットワーク)」
・佐々木あすか「ボーカロイドの人気曲における歌詞とメロディの関係の解析」
・辰巳直也「ロックボーカルレゾネータVocaloid歌唱をロックボーカリスト風の歌い方に変換するシステム」
・鈴木誠司「ニコニコ動画の動向に見るネットサービス進化論」
・田中雄二「初音ミクという福音--VOCALOIDの半世紀 (総特集 初音ミク--ネットに舞い降りた天使)」有名なやつ

【UTAU】 ヒット数16
 半分はUTAU関連で、もう半分は「歌う」のローマ字表記に引っかかった感じ。森勢先生の論文が多め。森勢先生以外なら、福岡工業大学総合研究機構研究所所の「継続評価ベース対話型進化計算による声質の最適解探索」という論文がヒットした。ぱっと見ではよく分からないし、専門知識もないので読んでもよく分からないが、とにかく「UTAUの研究」ではなくて「UTAUで人間の声を加工したり何だりして、“ユーザーが理想とする声”を探索する研究」らしく、まとめ部分を読むとIECの有効性が云々という話をしていた。

【CeVIO】 ヒット数1
 さすがに少ない。ヒットしたのは電子情報通信学会の刊行物に収録された「合成音声による解説付き映画の比較評価 (福祉情報工学)」という論文。

 残念ながらぱっと中身を見ることはできなかったが、内容としては以下の通り。

・「合成音声が音声ガイドをする映画」と「人間が音声ガイドをする映画」を比較
・映画の雰囲気とガイドの声や話し方が一致すれば、合成音声でも人間と同レベルの評価になる
・声質の好みによって結果は分かれる
・音声ガイドに「作品性」を求めるタイプと「情報伝達性」を求めるタイプがいる
・音声ガイド製作の効率化ができてよい

 ふつーに面白そう。気になったものがあったら、CiNiiで検索をかけてみよう。
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