UTAUでカバー曲や音源を作るためには、UTAU向けプラグインや専用ソフトのほかに、UTAUとは関係ないソフトたちも必要になってきます。今回はそういうソフトを紹介しながら、簡単に使いどころも見ていきましょう。
【カバー曲を作る】
・Wavetone
音声解析ツールです。使いどころは耳コピ/テンポ計測。カバーしたい曲をWavetoneに投げてやると、曲のテンポを出してくれる。テンポはどう頑張ったって生身の人間には正確に測定できないので毎度使うことになる。
音声を投げると、音の高さをピアノロールで表示してくれるソフトなので、ピアノロールを見ながら耳コピすることもできる。私はこの機能ほとんど使うことない。
・連続音一括設定
連続音音源を歌わせるためのUTAUプラグイン。必須。
・autoCVVC
CVVC音源を歌わせるためのUTAUプラグイン。必須。
・拡張○○エディタシリーズ
拡張ピッチエディタ、拡張フラグエディタ、拡張エンベロープエディタ。これがあると作業速度が5倍くらいになる。必須。
・すっぴん
USTを借りてきたときに、調声してない状態に戻すプラグイン。必須。
・VocalShifter
音声編集ソフト。ピッチを手描きできたり音量を超細かく手描きできたり、ボーカル編集はだいぶ得意。調声って絶対にUTAU上で全部やらないといけないわけじゃないので、こういう調声ソフトも使えるようになると、時短になったりあたらしい表現ができるようになったりするぞ。
・REAPER
MIXに使う。Audacityはミックス用のソフトじゃない(波形編集ソフトだ)ので、音楽作成ソフトであるREAPERのほうがMIXや作曲には圧倒的に向いている。
・エフェクト
REAPERで使うエフェクト。コンプレッサー、イコライザー、ディエッサー、リバーブ、リミッター等々。「フリーVST エフェクト」「REAPER エフェクト 使い方」とかで検索だ。
・オーディオコンバーター
WAVEファイルをMP3に変換したりするやつ。音声をネットにUPするとき「WAVEじゃなくてMP3でUPせぇや」とか言われたとき用。いろいろあるので好みで選ぼう。
【音源制作】
・OREMO
原音を収録するときに使う。必須。
・SetParam
原音設定するときに使う。必須。
・WavTar
原音を音量調整やノイズ除去する場合の下準備に使う。原音をいちいち開いていじって保存するとかやってたら時間がいくらあっても足りないので、WavTarで1つのファイルにまとめて作業する。
・ノイズ除去ソフト
原音にエアコンの音が入っちゃってるとか残響がひどいとかあったら、ノイズ除去ソフトで消すのが良い。Audition、RXシリーズ、Resample、SpectraLayer、ERAnoiseRemover等々いろいろあるので、体験版とか触ってみて好みのモノを探そう。
・Moresampler
UTAUエンジンだが、原音設定を自動でやってくれる機能もある。持っといて損はない。
・SpeedWagon
周波数表を作りまくるソフト。必須。
・パッケージングソフト
UTAU音源を配布できる形に整えてくれるソフト。NAKAHOSAとかGakuyaとかがある。この作業案外複雑というか失敗しがちなのであったほうが良い。
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