AIシンガーといえば、18年末にCeVIO陣営のテクノスピーチさんが新たに歌うAIを発表して話題になりましたが、とうとうYAMAHAがこの分野に参入してきた。その名も「VOCALOID:AI」。
個人の歌声を再現するといえば、YAMAHAはこれまでも「植木ロイド」を作ったりHideさんの声を再現したりしていたが、今回はディープラーニングでそれをやるらしい。VOCALOID Sachikoで培ったHMMスキルもおそらく役に立っているんでしょう。
まだ音声が公開されていないので、どんな技術なのか、そもそもこれは波形接続なのか学習系なのか折衷技術なのかも分からないが、強力なネームバリューを持って登場してきましたね。29日午後9時に放送されるNHKの番組で、開発プロジェクトの様子とか歌声が披露されるようなので、詳しいことはそれを見ましょう。通知設定しとかないと忘れそう。
さて、AIシンガー領域ではこれまで、HOYAさんの「VoiceText」で「AIシンガー何もしなくてもここまで歌えんの? やばくない?」と注目が集まり、マイクロソフトの「りんな」がエイベックスでデビューする中、東北大学でもハイクオリティーなAIシンガーが作られ、テクノスピーチさんも本気を出してきたというあたりですが、このタイミングでYAMAHAが参入となると、この辺の方々結構奮い立つのでは?
次世代初音ミクがVOCALOID5じゃなくてクリプトンの自家製ソフトでリリースされるという発表が8月31日にあったばかりでこれなので、ちょっとVOCALOID界隈騒がしいぞ。
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