日々進化を遂げ、先日(2016年9月26日)3周年をむかえたCeVIOです。その少し前にCeVIOのVer5が公開されました。
追加された機能を見てみましょう。
・キャラクター表示画像がトラックのキャストと連動
・まとめ選択対応
・強弱記号による調整
・MIDIエクスポート対応
・キャラクター表示画像がトラックのキャストと連動
VOCALOIDをキャラクターで選ぶ側面というのは少なからずあると思いますがVOCALOIDEditorって調整中にキャラクターが表示されなくて、「いま結月ゆかり使ってるなぁ~」という実感が薄いのです。
CeVIOは結構大きくキャラクター表示があってうれしいです。
今までトラックのキャストが「さとうささら」だろうと「ONE」だろうと「黄咲愛里」だろうと表示は常に「さとうささら」だったわけですが、Ver5で切り替え可能になりました。
・まとめ選択
そのまんまです。逆に今までこの機能がなくてよくやって行けてたなと思うぐらい。「まとめ選択ができない」ということに関してはUTAUとそんなに変わらないので(UTAUは時間軸の範囲選択はできるがそれ以外の範囲選択はできない)UTAUやってる人からするとそんなでもないですが。
・強弱記号
VOCALOID・UTAU・CeVIOをはじめとする合成音声の「合成音声っぽさ」の要因の一つが「メリハリのなさ」です。VOCALOIDならDYN、UTAUならエンベロープで音量調整してメリハリをつけてグルーブ感を出したりしますが、CeVIOのダイナミクス調整画面というのは
こんなかんじ。
とても細かく調声できる反面、ボリューム調整がやりにくいです。
ちなみに「ダイナミクス」と「ボリューム」はどちらも音量に関するパラメーターなのですが、多くの場合「ダイナミクス」は非常に細かい音量変化、「ボリューム」は平均的な音量の変化をさす場合が多いです。
「アタックが弱いかな?」とか「リリースが強いかな?」とかいうときはダイナミクス調整を行いますが、「サビの音量が足りないかな?」とか「Aメロ強いかな?」とかいうときはボリューム調整をします。
Ver5になってノートごとに「pp」から「ff」まで7段階(真ん中はN=Nomal)で調声可能となりました。
エディター上で聞いてる分にはあまり違いが感じられませんが、WAVE書き出ししたら割と違いました。
・MIDI書き出し
そのままです。CeVIOで打ち込んでVOCALOIDやUTAUにデータを受け渡すことができます。
こんな感じです。ちなみにVer4になった時(2016年4月)には
・自動スクロールボタンができた
・ピッチ曲線にビブラートが反映されるようになった
・オケの波形が表示できるようになった
・タイムラインが拍子・小節表示に対応
など初歩の初歩がやっとという感じだったのでこれからまだまだ進化していくんじゃないかと期待しています。
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