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別キャラクター間のクロスシンセシスが可能になったので、実験(2)

2016.10.26(07:09) 68

前の記事の続きです。

「東北ずん子」「結月ゆかり」を混ぜてみたのです。

VOCALOIDがV3になったとき、VOCALOIDは「モーフィング」という手法を手に入れたそうです。

すごくテキトーな言い方をすれば「別々の音を滑らかにつなげる・かぶせる技術」でしょう。クロスフェードよりは難しい処理をしています。

基本的にUTAUでもVOCALOIDでもライブラリは「文字一通り網羅するように収録」をワンセットとして、その音程違いを何セットかとります。

これによって対応音域が広がりますが、その「セット」の切り替えが問題です。いきなり切り替わるともちろん違和感があるので「モーフィング」して滑らかにつないだのです。

V4の「クロスシンセシス」はこの応用なのだと思っています。「セット」の切り替えがV4になって「ライブラリ」の切り替えに拡張されたのではないでしょうか。

この時点で「結月ゆかり-純」「結月ゆかり-凛」という異なるライブラリ間でのモーフィングができています

ならば「結月ゆかり」と「東北ずん子」という異なるライブラリも技術上は可能だったでしょう(もちろん品質保持や細かい修正がたくさんあったことでしょう。)

さて、本題です。

「結月ゆかり」には「ノートの終わりあたりで息を抜く」という特徴があり、「東北ずん子」には「ラ行が割合強い」という特徴があります。

この二つをクロスしたとき両方の特徴が出ました

ゆかりベースでXSYが64を超えないくらいの範囲ではノートの終わりあたりで息を抜き、64を超えたくらいからVELでラ行を弱める必要が出てきました。

こういうところを見ると、V3以降の「モーフィング技術」にはフォルマントの近似以外にも要素があるのでしょう。

ずっと疑問だったのです。「発音タイミングがずれる音のモーフィングはどうやってるのか」と。
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