UTAU音源の中には「ノーマル音源」「パワー音源」「ソフト音源」のように声色違い音源を用意しているものがあります。
中にはこれらが最初から統合してあって、一つのパートで簡単に切り替えて使うことが可能なものもあります。
ノーマルの音源を使っていて「あぁ、ここはファルセットで歌ってほしいなぁ~」ってなったとき、シームレスにソフトの音源を指定できるので非常に便利です。
しかし、統合されていないものもかなりあるのです。
それをどうしても統合して使いたいという場合のお話。
(0)前準備。声色違いのライブラリのフォルダをメインのライブラリのフォルダに入れる。
フォルダごと中に入れる。
構成は
メインのライブラリ
|-wavファイルたち
|-oto.iniほか
|-声色違い音源のフォルダ丸ごと
こんな感じ。
(1)「setParam」を落としてくる。
setParamダウンロードページ(青文字リンクでosdnと書いてあるとこ)
(2)zipファイルを解凍して「setParam.exe」を実行。
(3)起動したら、ファイルの場所を聞いてくるので「声色違い音源のほう」を指定。
この画面上では「NB3(Nomal音源B3)」になっているけどふつうに「Wisper」とかを指定することになる。
(4)原音設定を読み込むのか聞いてくるので「読み込む」を押す。
開いたウィンドウで「oto.ini」を指定。
指定したフォルダ内のものならOK。
(5)すると横長のウィンドウと縦長のウィンドウが出てくる。今回は横長のほうを使う。
(6)「ツール」から「エイリアス一括変更」を選ぶ。
すると新しいウィンドウが開く。
(7)一番上の入力範囲(変換規則)に
「%aW」などを入力
「%a」は固定。
その後ろはノーマル音源と区別をつけるために着ける記号。
ささやき音源なら「%aW」などウィスパーのW
叫び音源なら「%aS」などシャウトのSみたいに
別に漢字で「%a強」でもOK。
こうするとUTAUで打ち込むときに
「- ぼS」「o くS」「u の」「o こW」「o とW」「o おW」
と打つことで切り替えられるようになる。
(8)「全wavに対して実行」ボタンを押して、
元のウィンドウで「i う」が「i うW」みたいになっていれば正解。
(9)保存して終了。
間違いを犯さなければこれで統合音源が作れます。
お疲れ様でした。
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