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VOCALOID・UTAU・CeVIO間のデータのやり取り

2016.11.10(20:45) 113

VOCALOID・UTAU・CeVIOの間でデータをやり取りする人がいたとして(私はよくする)、まず、

・パラメーターは受け継げないものとする
・MIDIでやり取りする

これが原則です。

VOCALOIDのDYNはUTAUのエンベロープには反映されないし、UTAUのフラグはCeVIOに受け継がれません。当たり前ですが。


1.VOCALOID → UTAU
 
  ・VOCALOID側でMIDIをエクスポートし、それをUTAUでインポートしたらとりあえず行けます。
  ・UTAUプラグインの「ImportVSQX」を使えばVSQXを読み込める。
 
 どちらにしても「-」の処理がめんどくさいです。これは一応UTAUプラグインがある(Vsqインポート後の伸ばし棒を、適切な母音に置換するプラグイン)ので、それで対応したりします。

2.VOCALOID → CeVIO

  ・VOCALOID側でMIDIをエクスポートし、CeVIOでインポート

 これも「-」の処理面倒ですが、もうこれは頑張るしかないです。ベタ打ちデータを取っておくのがベストです。あと、母音分割はいちいちノートを結合してピッチを書かないといけなくなります。

3.UTAU → VOCALOID
  
  ・UTAU側でMIDIをエクスポートし、VOCALOIDでインポート

 UTAUでのエクスポートの前にノートを単独音化しないとえぐい修正することになります。PIT情報が受け継がれます。VOCALOIDで読み込んだ時、歌詞は打ち込まれているのにずっと「あ」が鳴る場合、一回最初のノートの歌詞を書き直すとすべて歌詞通り歌ってくれるようになります。

4.UTAU → CeVIO
  
  ・3.と同じ。
 
 UTAUはノート分割すること少ないと思うのであまり問題は発生しないです。

5.CeVIO → VOCALOID

  ・CeVIO側でMIDIをエクスポートし、VOCALOIDでインポート

 ノート分割しながら反映されないPITを完成させる作業があります。CeVIOにはノートの中に2音節以上が書き込まれていることもあるのでそこは分割しないといけないです。あと「’」「※」が書かれたノートはいちいち修正が必要です。

6.CeVIO → UTAU

  ・5.と同じ

結論「超めんどいのでやらない方がいい」


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Alter/Ego知ってますか?

2016.11.02(21:21) 80

世界には様々な歌声合成技術が存在しています。いろいろあって現在その最先端は日本と周辺アジア諸国なのです。

しかしもともと歌声合成技術はヨーロッパ生まれ。Alter/Egoはそんなヨーロッパのフランス生まれの歌声合成ソフト。

現在Alter/Egoで利用できる歌声ライブラリーはいくつかありますが、今回は無料の「Daizy」を見てみましょう。

日本語

英語

Daizyの対応言語は日本語とフランス語という謎仕様になっています。フランス語が歌えるなら英語も大体行けるでしょうから。英語が歌えないこともないです。

AlterEgo2.png 
もともと入っているデモフレーズは一体だれが考えたのかというラインナップになっています。

【特徴】

リアルタイムの歌声合成に強い
・とてもVSTらしいというかMIDIらしい挙動

同様にリアルタイム歌声合成に強いAquesToneと比べても私はこちらの方が演奏しやすいと思います。

歌声というのは基本モノフォニック(同時に発音できるのは一音だけ)なのです。モノフォニックな音源というのは基本音程が移るときポルタメントがかかります。

Alter/Egoはこれのおかげでいつも使っているモノフォニック音源と同様な演奏が可能です。それに対してAquesToneはポリフォニックなので、思っているのと違う演奏結果になってしまうのです。

キーボードやウインドシンセで演奏した際、レガートで演奏するとAlter/Egoはレガート・スラー・タイのように滑らかにつないでくれますが、AquesToneは音程が変わるたびに発音しなおします。

なので調声の段階で

「しゃくり上げをしよう!」

と思ったとき、AquesToneはピッチベンドを書くしかありませんが、Alter/Egoはポルタメントを利用するやり方もあるのです。


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AquesTone2の誤解

2016.09.18(17:11) 35

VOCALOID・UTAU・CeVIOなど有名どころはありますが。今回は「AquesTone2」です。

「2」とついている通りこれは「AquesTone」の進化版なのです。

まず「AquesTone」の声を聴いてみましょう。


基本的に「リアルタイム」に強い合成技術です。

中の人のいない完全な機械です。有名どころにクオリティーで勝つことはできませんが、利用価値のある音源ですね。

これが新しくなった「AquesTone2」の声を聴いてみましょう。


叩かれてますね。

ここに誤解があるのです。

ポイントは「DeTune」

デチューンのつまみを下げさえすれば何の問題もなく人の声らしくなります。


知名度がないばっかりに名曲が埋もれやすいですね。


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  1. VOCALOID・UTAU・CeVIO間のデータのやり取り(11/10)
  2. Alter/Ego知ってますか?(11/02)
  3. AquesTone2の誤解(09/18)
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