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UTAU勉強会で講師やってきたレポ。 UTAU初心者向けのつもり

2017.09.18(16:37) 154

2017年9月16日(土)に開催された第2回UTAU勉強会に講師として参加させていただきました。

【ダウンロード】
勉強会で使った資料はここでダウンロードできるよ。

時間の都合でカットした情報もあるから探してみてね。

【当日の内容】
私が担当したのは「UTAUというソフトを使い始めようとしている人向け」講座でした。というわけで内容は大きく分けて以下の通り。

1.導入
2.調声
3.情報の集め方

ソフトやプラグインをパソコンに入れること、そこから歌声をエディットしていくこと、そしてUTAUの情報を集めることの3部構成ですね。

この講座の目標『UTAUで「好きな曲」を「好きなキャラ」にUTAわせること』でした。

魅力的でしょ?

ただ、濃縮150%全部乗せ丼みたいな講座になったのでなんだかんだで初心者には優しくなかったかも反省。

今回の講座での1番のこだわりは3つ目「情報の集め方」

ネットの海に散逸するUTAU情報をいかにして集めるか。これがUTAUに生きUTAUを楽しむ必須技能なのです。

・音源キャラはどう探すの?
・プラグインはどう探すの?
・調声はどう学ぶの?
・UTAUトラブルシューティングは?
・企画情報はどうやって知るの?

重要でしょ?

【講師になるまで】
2016年12月にTwitterにDMが飛んで来まして「勉強会があるんですが講師しませんか?」とのお誘いが。

二つ返事でお受けいたしましてあとは調整作業でした。

で、夏季休暇に資料を作って身内でちょっとリハーサルして本番でした。

私がUTAU界隈に現れたのは2016年10月末のVOCACONだったので、そこから約1か月ちょいでのお誘いびっくりしました。

【資料制作】
本格的にパワポを作り始めたのは今年の9月に入ったあたりですが、そこまでに身内でUTAU入門講座を何回かやったりしながら徐々に内容を完成させていった感じです。

講座ターゲットが初心者ということだったので「どういう初心者か?」というところを考える必要がありました。

アンケートもとった結果

・PC触れる(ソフトのインストールができるくらい)
・音楽わかる(楽譜が読めるくらい)
・DTMチョットワカラナイ
・カバー曲を作りたい

あたりになったのでそこに的を絞りました。

PCわからなかったらUTAU導入で講座終わってしまいますからね!

実際の講座ではUTAUの導入にかけた時間は2分です。

あとはやるべきことを30分に収める努力です。

常識的に考えて「UTAUをダウンロードする」ところから「拡張エディタシリーズで調声する」ところまでを30分でやり切るのは無理だったので、ヲタク特有の早口を150%に煮詰めた超速講座が生まれました。

さっきのアンケート結果に頼ってPC&音楽ちょっとわかるというところから省ける限り省いた結果30分に収まりました。

講座は一時停止推奨。

後のこだわりはスライドのカラーリングをUTAUのUIカラーにあわせたり「おま☆かせ」風の書き方にしたりネタ挟んだりしたくらいです。

【まとめ】
たのしかったです!


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MUTAのバージョンアップが来た。

2017.09.11(21:40) 153

これまたちょっと前の話になりますが、中国のHMMっぽい歌声合成「MUTA」のバージョン2がリリースされました。

※MUTAについてはこちらの記事

【変更点】
インストール不要のソフトになった
・立ち上げ時の待機画面ができた
カラーリングが変わった
歌詞入力がやりやすくなった
ピッチの挙動が変わった
・再生時の音切れが大きく減った
も変わった?

かなり変わったよ!

1.インストール不要のソフトになった
 それまでインストールが必要でしたが、Ver2はダウンロードしたZIPを解凍してEXE実行でOK

2.立ち上げ画面がかっこよくなった
 これまではなかった起動時の待機画面があります
NewMUTA.png 

3.UIのカラーリングが明るくなった
 前↓
MUTA1.png
 
 Ver2↓
MUTA2.png 
 ちょっと可愛げのある感じになった気がします。

4.歌詞入力が楽になった
 これまでも歌詞の流し込みはできましたが、Ver2になってTABキーで隣のノートに移れるようになったのでストレスが減ります。

5.ピッチの挙動が変わった
 上の画像を見てもわかるようにピッチ曲線(オレンジの線)の表示と動きが変わっています。

6.再生時の音切れがなくなった
 これまでは再生するときに音がぶつぶつに切れてしまうことが多かったですが、Ver2は再生ボタンを押した後合成してから再生するようになったみたいです。
MUTA3.png 

7.声もちょっと変わった?

【まとめ】
なんか一気に使いやすくなりましたね!


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Sharpkeyにパラメーターが増えた。

2017.09.11(20:55) 152

ちょっと前の話になりますが、中国の歌声合成「Sharpkey」に新しいパラメーターができました。

※Sharpkeyについてはこちらの記事

【交叉】
新しくできたのは「交叉」というパラメーター。

画面はこんな感じ
NewSharpkey.png 
どうやら「二つの発音の間を作ってくれるパラメーター」のようです。

こんな感じに動く



例えば
・「la」と歌うノートに対して「u」という発音を指定しておく
・パラメーターの値=0 ⇒ 「la」
・パラメーターの値=127 ⇒ 「lau」
と歌ってくれる

・子音と周辺には効かないらしく完全に「lu」という発音にはならない感じ。
・変化先としての発音には子音を入れても全く変化がありません。母音であれば効果が出ます。

【使い方アイデア】
・二重母音のコントロール
  「音素」パラメーターでうまくいかないときの第2の手段として

・変化先を常に「u」にしておけば口の開きを狭めることができる
  くぐもった歌い方にしたいときや口の開きでコントロールするビブラートを再現するのによさげ

・変化先を常に「a」にしておけば逆に口が開く
  少し明るい歌い方になる


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所有VOCALOID音源レビュー(5) 初音ミクV4X

2017.08.31(01:27) 151

今日(2017年8月31日)は初音ミク10周年ですね。

というわけで初音ミクV4Xの音源レビュー記事です。まずはその声を聞いてみましょう。


この動画で使われているのはほとんど「Soft」のライブラリです。転調した後の声が「Original」のライブラリです。

【音源の種類】
初音ミクV4Xはお値段1.5万円以下で

・Original(いわゆる"ミク"の声)
・Soft(柔らかく優しい声)
・Sweet(柔らかくかわいらしい声)
・Dark(弱く暗めの声)
・Solid(力強く硬めの声)

これら全部ついてます。お得。
人気なのはOriginalとDarkのようです。

【特徴】
・打ち込んだらもうその時点で「ミクだーー」ってなる
めっちゃボカロっぽい

THE VOCALOIDって感じの声ですね。むしろ初音ミクの声がVOCALOIDの基準みたいなところあるからかもしれません。

【V4X】
「初音ミクV4X」はほかの「V4」ライブラリとは違います。何たって「X」ついてますからね。
何が違うのかというと

強弱指定が細かくできる
子音が細かくいじれる
・音の最後で息を抜くことができる

といういわゆる「E.V.E.C機能」がついているのである。

【付属品】
1.5万円以下で手に入るのは5種類の声だけではない!

・StudioOne(DAW=音楽作成ソフト
・PiaproStudio(VOCALOIDいじるソフト

が入っているので初音ミク買うだけで曲が作れなくもない。初心者なら満足できるはず。

私はVOCALOID触るときいじり倒したくなるのでミクさんの「打ったらもうミク」っていうの食えないなーって思ってます。

そんな中でSolidは調声しまくると「初音ミクらしさ」は減るものの結構いろんな要求にこたえてくれていいです。

【まとめ】
歌声合成に多大なる恩恵を与えた彼女の10年に感謝し、これからの10年に期待しています!


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日本の元祖HMM系歌声合成「Sinsy」

2017.08.16(18:15) 150

歌声合成にもさまざまなシステムがあって、それぞれ結構音や性質が違います。

そんな中でも今回取り上げる「Sinsy」はHMM(Hidden Markov Model)という統計何とかをベースにしたブラウザ上で動く歌声合成なのです。最近はDNNベース?のライブラリも出ました。

声を聴いてみましょう。

「CeVIOっぽいな」と思った人もいるかもしれません。どちらもHMMベースの歌声合成であるという点で一致しているのです。むしろCeVIOがSinsyっぽい。

SinsyはじめHMM系歌声合成のいいところは「打ち込んだだけで自然な歌声が再現できる」という点です。調声の作業をしなくてもそこそこ自然に歌います。

Sinsyでは
童謡唱歌を得意とする「謡子」さん
日中英の三か国語を操る「香鈴」
ポップスを得意とする「f005j」
UTAUからやってきた「波音リツ」
・Sinsy初の男声「松尾P」

などの歌声を使うことができます。5人なのに多様性すごい。

【使い方】
ざっくりいうと3つの工程です
1.楽譜データを作る
2.Sinsyで歌声合成
3.VocalShifterで調声

見ていきましょう。

1.楽譜データを作る。
他の歌声合成と同じく楽譜データを作る必要があります。ただし、Sinsy自体には楽譜データを作るためのUIは存在しないので他のソフトウェアで作ります

使えるのは
RenoidPlayer(Renoidの記事はこちら
あたり(他にもあります)。

ここではVOCALOIDの調声のようにノート分割をしたりピッチを描くのではなくできるだけ「楽譜通り」に入力するのがコツ。しゃくりは入れない。

2.Sinsyで歌声合成
できた楽譜データ(.xml)をSinsyのページで読み込み、ちょっと待つと音声データが返ってきます。

これをダウンロードしてから調声が始まります。

3.VocalShifterで調声
Sinsyは調声のためのUIを持たないのでこちらもVocalShifterで調声作業を行っていきます。



【まとめ】
ここまで見るとわかりますが、Sinsyの調声は

1.歌手に楽譜を渡して
2.歌ってもらい
3.エディットする

という、実際に人間の歌手に歌ってもらうのととても近い方法になっています。


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  1. UTAU勉強会で講師やってきたレポ。 UTAU初心者向けのつもり(09/18)
  2. MUTAのバージョンアップが来た。(09/11)
  3. Sharpkeyにパラメーターが増えた。(09/11)
  4. 所有VOCALOID音源レビュー(5) 初音ミクV4X(08/31)
  5. 日本の元祖HMM系歌声合成「Sinsy」(08/16)
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